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福山雅治が恋愛を振り返る「10代、20代は恋愛を頑張ってやっていた」

割と早い段階で自分を見失ってました(笑)

――ところで、福山さんは表現活動を追求するなかで「福山雅治」を見失うことはありますか。 福山:見失ってるかどうかで言うと、ずいぶん前に見失ってますよ(笑)。それは冗談ですが、別の言い方をすれば、10代の自分が思い描いていた未来の自分とは全然違いますからね。でも、さっきの話とも通じますが、自分の未来予想図を全部自分でコントロールできてなくて逆によかったなと思っています。 ――セリフにも出てくる「過去は未来によって常に変えられている」という言葉も印象的でした。 福山:原作者の平野さんが与えてくれた、正しくて新しい視点ですよね。過去の苦しみは変えられないものであり、でも過去の見え方は変えることができる、という。未来を構築しているのはすべて過去でもあるわけですよね。「あれはよくなかった」と思ってたことが好転した地点から振り返って「あれがあったからこそ今ここにいるんだ」と思えるのなら、辛かった過去も違うものに見えてくる。まるでオセロのようにひっくり返っていく。  僕もそう思えるよう、常に自分が納得できる仕事を心がけています。うまくいかないことがあっても「失敗じゃない。成功への実験である」と。とはいっても、しょっちゅうクヨクヨしてますが(笑)。 ※10/29発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです 【福山雅治】 ’69年、長崎県生まれ。ミュージシャン、俳優、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。芥川賞作家・平野啓一郎の同名小説を映画化した最新主演映画『マネチの終わりに』が11月1日より全国ロードショー。出演はほかに、石田ゆり子、伊勢谷友介、桜井ユキ 取材・文/中村裕一 撮影/松田忠雄 ヘア&メイク/新宮利彦(VRAI Inc) スタイリング/申谷弘美 衣装協力/CMMN SWDN、LAD MUSICIAN
株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
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週刊SPA!11/5・12合併号(10/29発売)

表紙の人/ 福山雅治

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