「クライアントが指定した文字の入ったTシャツを着てくまクッキング自ら広告塔になってはいますね。YouTubeを始めて2か月で、4つの企業案件をこなしました。私の感覚ですがYouTubeの登録者数1万人でも戦略があれば、日本のサラリーマンの平均年収くらい稼ぐことが可能だと思いますよ！」 　収益の部分については明かしてくれなかったものの、このコメントから彼女はYoutuberとしてサラリーマン同等の年収があることがわかる。Youtubeのチャンネル登録者数が1万人を超えたあたりから、広告案件の声がかかるようになり、Twitterや動画内でも募集をしたところ広告掲載に至ったという。気になるその宣伝効果についてだが「効果があった」と企業からも評判が上々なのだというからすごい。 　後に、くまクッキングさんから心掛けていることを聞いた。 「私が心掛けていることは、プラットフォームに依存しないということです。YouTubeからの収益に依存していては、もしもアカウントがBANされた場合一気に収益が0になります。なので発信者はプラットフォームに依存するのではなく、沢山のプラットフォームを利用するといいと思います。私はYouTube、Twitter、TikTok、Instagramを利用しています。例えば視聴者さんにダイレクトにアパレルを販売したり、エンジニアなら自分の商材を売ってみたり、歌手ならライブとCDで売上を作れますよ！」 　ただ胸と料理だけで人気が出たわけではない、くまクッキングさん。正しい戦略さえあれば、芸能人でなくとも顔出しをしなくともここまで結果を出すことができる。副業時代の新たな希望を見た気がした。しかし未だその多くは謎に包まれている。わかったことは彼女の胸の膨らみが凄まじいこと、料理が美味しそうなことだった。今後も動画の更新から目が離せない。
＜取材・文／松本果歩＞インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X（旧Twitter）：@KA_HO_MA