更新日:2023年04月27日 10:15
恋愛・結婚

なぜ「恋愛」と「結婚」は分けて考える必要があるのか?

多くの「理想の相手」は矛盾を抱えている

 まず、トシヒコさんに必要なのは自分を知ることでした。トシヒコさんが求める女性とは外見が洗練されていて自分の話をたくさんしてくれ、出張が多く忙しいトシヒコさんの仕事に理解があり、一緒にいて落ち着く関係でした。 デート とてもソフトで柔軟性のありそうな方だったので悪い見方をすると、相手に合わせすぎる傾向があり、女性からすると「いい人」という感じで終わってしまうんだろうなと私は分析。また、ナンパ塾や恋愛学校などへ行っていることから学ぶことは好きで、しかし、正解を求めがちで依存心もあるかもしれないと感じました。  私はトシヒコさんに「あなたのことをいいなと思っていて、ちゃんと前向きに気持ちをきちんと伝えてくれる女性が合うんじゃないか」と伝えました。  すると、彼は「自分のことをいいなと言ってくれる方も今までいたのですが、押しの強い女性にはちょっと引いてしまうんです。好意を持ってくれるのは嬉しいのですが、自分がいいと思った人に自分からいきたいというか……」と答えました。  多くの人は恋愛においてもビジネスにおいても自分自身のことを理解していません。もちろん私もそのうちの1人です。  しかし、成功している人の共通点は「自分自身を俯瞰で見て、第三者目線を持てる」というところにあります。これは恋愛も同じで、「どれだけ自分自身を第三者目線で見て客観視できるか?」というのが重要なこと。そして、自分自身のことが見えていない人の共通点として「自分の異なる希望同士が矛盾を抱えている」という場合があります。  例えば、ある程度自立して自分自身で好きなことを仕事にしている人がいいなあと言いながらも料理や家事を完璧にこなす女性を求めていたら、そんなスーパーサイヤ人的女性はそうそういないので「矛盾」と言ってもいいはずです。 「何を優先して求めるのか?」がとても重要で、その優先事項以上のものは2人の関係からつくっていけばいいのです。この矛盾を冷静に分析していき、本当に自分が求めている結婚という生活の中で譲れないものは何なのか? コンサルの中で重要視してお話しするようにしました。結論、彼は今、同い年のとてもかわいらしい彼女と同棲をしています。
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理想を整理すると自然と答えが見えてくることも
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1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_

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