恋愛・結婚

なぜ「恋愛」と「結婚」は分けて考える必要があるのか?

 結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。  今回は「自分にとって大切な存在」を見つけ、「その人にとって自分が大切な存在」になるために効果的な思考法をお伝えします。個人コンサルにきた男性から「どうやったら好きな女のコと付き合えますか?」という質問を受けるたび、私は必ず聞くことがあります。それは「結婚を見据えて付き合いたいのですか? それとも恋愛ですか?」という問い。

山本早織

 すると、多くの男性は「え? 違うんですか? うーん……」と悩みます。自由恋愛が当たり前になってからは恋愛の先に結婚があると考えている人ばかりです。その一方で恋愛結婚の結果を見てみると、今では3人に1人が離婚しているとの結果も出ています。  結婚とは「永続的な関係」と定義し、恋愛とは「一時的な関係」と私は定義しています。また、恋愛は快楽であり、プライベートの一部分ですが、結婚は幸福感であり、生活です。  そのため、恋愛を目的とした場合、ナンパしてその場でホテルまで行けたというような一晩限りの関係でも結果としては成功。しかし、永続的な関係を求めているのだとしたら、ナンパして一晩限りの関係で終わってしまうのは失敗だと私は伝えています。 「何を求めているのか?」が明確でないと、「どこでどう勝負すればいいか?」がブレてしまうわけです。

結婚と恋愛は分けて考える必要がある

 ちょうど去年のクリスマス前にお会いしたトシヒコさん(仮名・26歳)は、永続的な関係をつくる結婚を求めていながらも、まずは恋愛をしなくちゃ結婚は得られないと思い、闇雲に出会いの数を増やしていた1人でした。
恋愛

※写真はイメージです(以下、同)

 トシヒコさんに「恋愛がしたいの? 結婚がしたいの?」と聞いたときに驚いて、「何が違うんですか?」と逆質問されたことを覚えています。  一度も彼女ができたことがないと言っていた彼はナンパ師のところでナンパ術を習い、恋愛学校のようなところで女性とのコミュニケーション技術を習い、それでも彼女ができないストレスを抱えながら個人コンサルで女性である私のもとにきました。  もし恋愛が目的なのならば、モテることを追求し、幅広く女性にウケる技術を身につけれることは効果的です。しかし、永続的な関係である結婚を求めるならば、相手の女性は1人いればいいのです。
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多くの「理想の相手」は矛盾を抱えている
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