「M-1グランプリ2019」の決勝進出コンビ、日本一早い大予想
勢いに乗る第7世代
東京予選を観た筆者が「カミナリ」と「赤もみじ」を推した理由は、ズバリ完成度と荒削り感だ。「カミナリ」はかつて2年連続決勝進出も果たした実力者ながら、昨年は出場辞退。「面白いネタができたら出る」と言っていた通り、あのスタイルを貫きつつ、最後まで飽きさせないネタの構成になっていた。「赤もみじ」は「スーパーマラドーナ」武智らも太鼓判を押すコンビで、ツッコミのガチギレケンカ口調はM-1の醍醐味である“新しさ”を感じさせ、なおかつ確かなウケもあったからだ。 それでは、過去の決勝進出者はどうなのか。「ゆにばーす」や「見取り図」はかなり順調に仕上がっている印象だが、「マヂカルラブリー」「さや香」あたりは準々決勝が鬼門となるかもしれない。しかし、どの組ともネタのパターンを知っているだけに、予想した10組には及ばないと判断し、現時点では外させていただいた。 続いて、敗者復活枠も予想していく。テレビの人気者「EXIT」「三四郎」や、年齢こそ若いがトリオ漫才の完成形ともいえるネタをしている「四千頭身」らも上がってくる可能性は十分にあるだろう。そんな中で、今年大注目を浴びている「アインシュタイン」が来ると予想。9組に選ばれても全くおかしくはないが、ネタがオーソドックスすぎるだけに敗者復活枠での出場とさせてもらった。 また、A氏からはこんな意見も挙がった。 「30歳以下を中心とする“お笑い第7世代”の台頭がスゴい。ゆるい雰囲気の男女コンビ「蛙亭」にシュールな「ビスケットブラザーズ」、破天荒な「コウテイ」だったり、東京でいうとどのネタも秀逸で笑いを取れる「ストレッチーズ」や的確なツッコミが目を引く「ママタルト」あたりは勢い次第では決勝出場もあり得ます」 筆者としてはベテランになった「天竺鼠」「囲碁将棋」「モンスターエンジン」あたりの涙の進出も見てみたいところだが……。
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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