更新日:2023年05月15日 13:05
仕事

年末年始に働くコンビニ店員の本音、年越し勤務で見る景色は…

わざわざ営業する必要はあるのか?

 大晦日を過ぎて、深夜2時ぐらいになると、初詣の高校生や大学生が結構やってくる。彼らは小腹が空いたのか食べ物を購入する。そして朝6時になると誰も来なくなり、昼12時ぐらいになってようやく再びお年玉の袋、年賀状、酒類が売れ出す。  しかし、3日の午前中までは暇すぎる。午後からは旅行から帰ってくるスーツケースを持った人や帰省から戻る人が増え、東京に遊びに来た人が荷物やディズニーランドで買ったお土産などを送る宅急便がチラホラある程度だ。そんな状況で、わざわざ営業する必要があるのか疑問に思い、先日オーナーに聞いてみた。 「正月はそんなものと諦めて“休養日”と考えているよ。バックヤードでテレビでも観てノンビリだね」  コンビニの24時間営業の過酷な労働環境に注目が集まった今年。人出不足の深刻化を背景に、時短営業だけではなく、元旦についても議論がなされた。  2020年の元旦は休業実験を行う予定だというコンビニチェーンも出てきている。今後はどう変化していくのだろうか。<取材・文/浜カツトシ>
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