20代非正規雇用者のユーウツな年末年始。年収500万円でも「正社員じゃないと…」
―[特集「年末年始」]―
昨今、年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇に帰省したくない人が増えているという。理由としては「帰省ラッシュに巻き込まれたくない」「配偶者の実家ではアウェーだから」「中学時代の友人に会いたくない」「親戚から恋愛・結婚について問われるのが嫌だ」などなど。
こうした中、契約社員として働く20代の女性は“家族間格差”を思い知るため、業務委託として働く男性は“フリーター扱い”されるのが嫌で、帰省するか悩んでいた。
帰省するのが憂鬱な契約社員の事情
筆者が「せっかくなんだから帰省しなよ」と言うと、彼女はこう続けた。
「本当に帰りたい。でもさ、なんか帰ったら帰ったで嫌なんだよね」
航空券の高さにひるんだついでに、彼女の中で忘れていた“ある感情”が蘇る。劣等感だ。
「私のお父さん、医者でさ。お姉ちゃんは地元で有名な企業で働くキャリアウーマンで、学生の妹も来年から大企業での就職が内定している。でも私は契約社員で、28歳なのに何も成し遂げてない。別に仲悪くないけど、なんとなくお姉ちゃんとは話しづらい」
偉大なる父親、将来有望な姉と妹。彼らと自分を比較し、無意識に感じる溝。早く“そちら側”に行かないといけないと思いつつ、焦ってしまう。
彼女は「一朝一夕で成し遂げられない。正月リフレッシュして、また仕事を頑張ろう」と自分を落ち着かせ、結局帰省することにした。と、しばらく帰省するか悩んでいたら、航空券代は5万円になっていた。
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5歳の頃からサスペンスドラマを嗜むフリーライター。餃子大好き27歳。 たまに写真も撮ります。
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