ライフ

新年会で“キャバ嬢”扱い。知らないおじさんになぜ…

初対面だと思っていたら…

飲み会「お酒が好き同士でちょこちょこ集まって飲み会をしてるんです。基本メンバーは5人で、友達の友達とかなら誰でも参加可能のゆるい新年会をしたんです」と話してくれたのは、フリーターのメイさん(26歳・仮名)。  新年会ということもあり、参加人数は10人でいつもより多かったという。 「大体いつも初見の人が何人かいるんですが、この日も見たことない顔があったんで乾杯した後に『初めまして!』って挨拶したんです。そしたら、1人の男の人が『いやいや、飲んだことあるじゃん!』って。でも、考えても考えても誰だかわからなくて……」(メイさん、以下同)  困っていると、その彼が以前の飲み会の集合写真を見せてきたという。彼は180cmの色黒マッチョのメガネ。どう考えても1度会ったら忘れるような容姿ではない。 「私の本当に悪い癖なんですが、女の子の顔は割と覚えてるんですが、男の顔が覚えられないんです。男の顔というか、タイプじゃない男の顔ですね、全く覚えられない。好きなタイプは色白の華奢な塩顔なんで、その人は真逆なんですよ(笑)。タイプじゃなくてもすごい気が合えば覚えてますけど、タイプでもなく共通の話題もない人なんて覚えられません。本能的にもう会わなくてもいいって思ってるんでしょうね」  もう言い逃れが出来ないと素直に何回か会わないと顔を忘れてしまうと伝えた。すると……。 「最悪なことに、会ったのは3回目だったんですよ。去年2回飲んでたみたいで。しかも、『LINEも全然返してくれないもんね?』って言われて。名前で検索したら、本当に交換してました。何回か飲みに誘われてましたが、私はフルシカトの既読無視。我ながら相当興味なかったんだなぁと思いました。まぁ良かったんだが悪かったんだか、彼の顔は新年会で強烈に覚えましたけどね」  筆者も特に酒が入っている時は人の顔が覚えられず、何回も同じ人に名刺を配ったり、何回も挨拶をしてしまったことがある。きっと、相手からすれば相当さびしい思いをしたはずだ。  お互いに嫌な経験をしないためにも、お酒はほどほどに……。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X(旧Twitter):@sally_y0720
1
2
おすすめ記事