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若手社員だからって「新年会スルー」したがるワケではない

 年末に話題になった「忘年会スルー」というハッシュタグ。会社の忘年会などに参加することが苦痛で欠席することを指し、テレビのワイドショーで取り上げられたことから注目を集めた。「忘年会スルー」があれば当然、「新年会スルー」もある。先週から今週にかけて多くの会社では新年会のタイミングであったことからTwitter上ではやはり話題に。今回はこの「新年会スルー」にまつわるエピソードをご紹介したい。
飲み会

※画像はイメージです

わざわざお金払ってまで上司や部下に気を使うのはダルい

 Twitter上で「新年会スルー」についてつぶやく人の中には、「欠席したら偉い人に呼び出された」「欠席には申請書の提出を求められた」など、まだまだ「新年会スルー」しづらい雰囲気を嘆く声も多い。  製薬会社に勤務する小林信二さん(32歳・仮名)が本音をこう漏らす。 「新年会に参加すれば会費で5000円程度は取られるのでやっぱり高いな、と思います。会社のメンバーで行っているので新年会の話題は必然的に仕事の話にもなりますので、わざわざお金を払ってまで上司や部下に気を使うのはダルいですよ」(小林さん、以下同)  最近では若手社員からの出欠の返事も遅いことから、参加したくないんだろうなという雰囲気を察することもあるのだという。そして、小林さん自身も……。 「やっぱり普通に親しい人だけで楽しく飲みたいじゃないですか。一応まだ参加していますけど、本当は僕もスルーしたいですね……(笑)」 飲み会 続いて、Webコンテンツ制作会社に勤務する高井加奈さん(31歳・仮名)は、この時期に飲み会をすること自体に苦言を呈す。 「年末年始で溜まった仕事をさばくのに1月上旬はただでさえ忙しいんです。それなのにわざわざ時間を割いてまで参加する必要はないと思います。自社の新年会はあったとしても行かないですね(笑)。会社で親交を深めるための飲み会をするのなら、落ち着いたタイミングでもいいのではないでしょうか」(高井さん)  仕事柄、忘年会・新年会の誘いは多いというが、「大事にしたい取引先との新年会とか、良い仕事につながりそうなものだけを選んで参加するようにしています」とやはり「スルー」している様子であった。 酒 大手メーカーの地方支社で人事・総務などを担当している田中宏さん(39歳・仮名)が、昨今の新年会事情について溜め息交じりでこう話す。 「わが社でも新年会は昔からの慣習で必ず行っていますが、たしかに若手社員のなかには欠席する人も増えてきた気がします」(田中さん、以下同)  しかし、特にそのことについて若手社員をとがめたり、欠席する理由を深追いしたりはしないのだそうだ。 「最近はパワハラだなんだと、何かと色々言われかねないので……今の時代、仕方がないですよね」  確かに世代や立場によって新年会を希望し、楽しみにする人もいれば、できるだけ「スルーしたい」と考える人もいる。この差は果たして世代だけなのだろうか。
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「野菜以外!」「魚料理希望!」自由すぎる出欠連絡
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インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA

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