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酔った上司とタクシーで二人きりに…OLたちの新年会告白

副社長を自宅まで送るハメに…“間違い”は起こったのか?

タクシー 高級店が立ち並ぶ繁華街で行われた新年会での出来事。「副社長を自宅まで送るはめになってしまいました」と話すのは、大手メーカーの事務職をしている戸田美奈さん(仮名・29歳)。 「新年会がお開きになりかけた頃、酔って気を良くした部長がタクシーでの帰宅を許可してくれました。タクシーを3台捕まえ、横浜方面と都内、埼玉方面へと分乗したのですが……」  そこで事件が勃発する。副社長を送るはずの課長が1人でタクシーに乗り込み、とっとと発車してしまったのだ。呆然とする戸田さんを含めたOL3人組。仕方がないので副社長と同乗することになったという。都内在住の2人が降り、戸田さんと副社長が2人きりになった。 「とりあえず、自分より先に副社長を自宅まで送らなければいけないと思いました。ところが、副社長の住む市までは知っていたのですが、さすがに住所までは知らなくて」  焦る戸田さんをよそに、肝心の副社長は助手席で大いびき。道を聞いても寝ぼけて「真っ直ぐ!」としか言わない。  戸田さんがそうこうしているうちに、タクシーの運転手さんが「もう隣の県に入りましたが大丈夫ですか」と一言。時刻はすでに午前1時をまわっている。戸田さんは副社長を叩き起こし、なんとか自宅まで送り届けることができたという。 「結局、私が帰宅できたのは午前3時過ぎでした。その日はまだ水曜日で。私は通勤に2時間かかるので、5時まで仮眠して、すぐに出社しましたよ。でも案の定、副社長は午後出社でしたけどね」  出社した副社長は戸田さんを見つけるなり「えっ、ちゃんと出社したの。休んじゃえば良かったのに」と言い放ったそうだ。この事件後、酔った副社長をタクシーに乗せる際には、部長手作りの「副社長専用住所記載カード」をタクシーの運転手に渡すようになったという。  そもそも課長は、なぜ先に帰ってしまったのだろうか。 「昔、酔った副社長と同乗したことがあるそうなんですが、課長をクラブのお姉ちゃんと間違えてずーっと手を握られたり、膝をさすられたりした苦い過去があったらしいんです(笑)」  誰も課長を責められない。社員のだれもがそう思っただろう……。とはいえ、戸田さんがホステスと間違えられなくてひと安心だ。
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上司にお礼メールを送ったはずが…
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