一文を短くするだけで、グッとわかりやすい文章になる!
自分の考えが正しく伝わらない。刺さる文章が書けない――そんな悩みもあっという間に解決! 上手な文章を書けるようになるには、ちょっとしたコツがあった。文章のプロたちが駆使している秘技を公開する!
◆秘技(1) 一文を短く!
一文にまとめようとしすぎ、つい長くなってしまう。実はこれ、ダメ文章の典型。ダラダラ長いと、主語と述語の関係がおかしい「ねじれ文」になったり、文意がわかりづらくなったりする。「なるべく一文を短くすることは、わかりやすい文章を書くための大切な条件の一つです。込み入った内容の文ほど、各駅停車のように丁寧に書いてください。格段に伝わりやすくなります」(「国語力」に関する著書を多数持つ福嶋隆史氏)。(修正前の例文は、著書の引用外)
【修正前の文章】
書くことで整理され、形を持った思考が新しい思考の糸口になる「書くことの効能」は、実際に書く習慣がないと実感できないが、twitterで日々書いている人ならば、かなり実感できるのではないだろうか。
【修正後の文章】
書くことは考えることだ。書くことで初めて思考は整理され、形を持つ。そして、形を持った思考は、新しい思考の糸口になる。こういった「書くことの効能」は、実際に書く習慣がないと実感できない。が、twitterで日々「書いている」人ならば、かなり実感できるのではないだろうか。
◆秘技(2) 主張や結論は先に出す!
「自分の言いたいことや結論などは先に書け」と、小論文の書き方などで習ったことがあるはず。まず、「書くことは考えることだ」と言いたいことを先に書くと伝わりやすくなる。「文章なんて、半分も伝わらないものです。主張を先に登場させて、簡潔で背伸びしない文章を心がけて」(コラムニスト・石原壮一郎氏)
●福嶋隆史氏
小学校教諭を経て「ふくしま国語塾」主宰。子供から大人までを対象にした「国語力」に関する著書を多数持つ
●石原壮一郎氏
コラムニスト。『大人養成講座』『大人力認定』など、大人力の専門家。近著に『オトナの学歴図鑑』などがある
― どんなにバカでも文章が上達する13の秘技【4】 ―
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