世の人々に笑いを届け、愛されてきた『バカ殿』。それを証明するかのように、番組公式Twitterアカウントが追悼番組の告知ツイートをしたところ、約1日で61万件以上のいいねが集まったという。 　また、芸能人・有名人たちにも、『バカ殿』は少なからぬ影響を与えていたようだ。女子レスリングの元世界チャンピオンである吉田沙保里は「小さい頃からバカ殿を見て、たくさん笑顔をいただきました」、「本当に悲しくてなりません」とツイート。アイドルグループ・欅坂46の副キャプテンを務める守屋茜も、自身のブログで「バカ殿様もひとみ婆さんも大好きでした」とつづり、志村さんと『芸能人格付けチェック』（テレビ朝日系）で共演できたことは「私にとって一生の思い出です」と語っている。 　また、目下ブレイク中のお笑い芸人、宮下草薙・宮下兼史鷹は「僕はバカ殿をみてバカ殿になりたくて芸人を目指しました」と呟いており、『バカ殿』の蒔いた種は、現在のお笑い界でしっかりと花開いているようだ。

僕はバカ殿をみてバカ殿になりたくて芸人を目指しました。
志村けんさんご冥福をお祈りします。

— 宮下草薙 宮下兼史鷹 (@admjpujpwd) March 30, 2020

　――日本中を笑顔にしてきた、偉大なるコント番組『バカ殿』。新作が見られなくなってしまったのは残念でならないが、笑いの記憶は、人々の心に残り続けることだろう。＜文／A4studio＞