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「新型コロナウイルスとの戦い方」勝率9割のプロギャンブラーの戦術は?

その四、日本の奇跡には複数の勝因あり

 メディアによっては『日本がやばい』とあおってくるけれど、そもそも欧米より日本のほうが最初の感染者も死者も先だった。それでも、欧米のように何十万人の感染者や何万人の死者へは至っていない。日本はいまだに奇跡的レベルで死亡率を抑え込めている。勝っているなら、必ず勝因がある。いろいろ勝因が言われているけど、ひとつ限定ではなく日本の様々な策が優秀だったとも考えられる。 【勝因とはひとつではなく、複数の勝因が絡み合う】by 人生の賭け方  勝因をひとつ述べるなら、「医療従事者の死闘のおかげで、新型コロナウイルスに善戦できている」。メディアは善戦してくださっている医療従事者のモチベーションが続くように、賛辞の報道をし、世間の流れを作るべきではなかろうか?

その伍、ロックダウンの期間は25日間案

 なぜ、ニューヨーク州のロックダウン後も感染者が増加したかの分析が難しい。新型コロナウイルスの潜伏期間の平均が5日~6日と報告されている。ロックダウンが機能したなら、ロックダウン後に発覚した感染者と濃厚接触者も隔離していくことで、2週間後には感染者が半減するはずだ。しかし、現実の数値は減っていない。新型コロナウイルスが拡がる可能性は、なんだろうか? 考えられるのは、 ・もともとウイルスを所持していた人が、検査によって発覚した。 ・新たにウイルスがうつったとしたら、家庭内感染、同施設内の感染や院内感染などが生じたということ。  僕ら日本が世界の惨状から学べることは、新型コロナウイルスの長めの潜伏期間で12.5日間の2倍である25日間を完全にロックダウンすれば、理論的には激減できる。そして、今後は感染都市がロックダウンを解除し始めるので、現実的に必要なロックダウンの期間が見えてくる。  政府に求めたい改善点は、ロックダウンの日数とその理由を誰でも理解できるように説明して欲しい。説明があれば、日本人なら本気のロックダウンができると考えている。 【ゴールのないマラソンだと、ガンバり続けるのは難しい】by 人生の賭け方

その六、武漢がロックダウン解除からみえる2つの視点

 中国の情報なので、本当に新型コロナウイルスを駆逐できたのかは不明だ。でも、この2か月半という期間は今後のロックダウン解除の目安となる。ゴールがみえると、人はそこまでガンバれる。  そして、ロックダウン解除の初日に、武漢から7万人以上が脱出された。これは、もし武漢がまだ新型コロナウイルスを完全に制御できていないのなら、中国国内へウイルスをばらまいたことになる。それでも、今後の中国で制御できるのか、また感染者が増えて拡散されてしまうのか、世界が見守るケースとなった。

その七、日本はさらなる勝因がある

 実のとこ、今の日本は正解を選択しやすい。なぜなら、中国に始まり、欧米が悪化してしまった現実をこのように情報分析して正解を模索できるからだ。道なき道で、正しい道を切り開くことは至難の業だし、前例なきことは国民が共感しにくいものだ。今後の日本は他国から学べるという大きな勝因により、将来が明るいと考えている。  みんなで新型コロナウイルスに勝とう!
1971年東京都生まれ。15年間カジノで勝ち続けたお金だけで、世界6周。東日本大震災時、ボランティアのため一時帰国。すると、メディア・講演依頼など各方面から引っ張りだこに。検索「プロギャンブラー」にて独占状態。著書に『勝率9割の選択』(総合法令出版)、『ギャンブルだけで世界6周』(幻冬舎) FACEBOOKフォロワーさん大歓迎オフィシャルブログも更新中
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