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プロ野球開幕延期の深刻度。選手・ファン・ビールの売り子も、みんな困ってる…

プロ野球を失ったファンたちの楽しみは!?

 開幕の時期さえ見えないプロ野球。この暗い状況のなか、ファンは野球の楽しみを求めている。そんなファンのためにNPBは、コナミと共同で「プロ野球“バーチャル”開幕戦2020」を開催。開幕戦をゲームで実現させ、解説者に真中満氏(元ヤクルト)や駒田徳弘氏(元巨人・横浜)などのOBを据える力の入れよう。動画の再生回数は、多い試合で24万回を超えている(4月15日現在)。 「球場や選手がリアル。解説は本物の野球解説者だし、新人選手の活躍まで見られるなんて……」(中島剛さん・35歳)などと、開幕を待ち望んでいたファンたちにはおおむね好評のようだ。
プロ野球開幕延期の深刻度

「実況パワフルプロ野球」による「eスポーツ」リーグ開催を発表するNPB。今年はコナミとともに「プロ野球”バーチャル”開幕戦」を開催

 しかし、やはり本物にはかなわないようで「バーチャルだから意味ない」「操作する人のゲームの腕で変わるでしょ。負けたほうのレベルが低いだけ」といった否定的な意見も散見された。  さらに、千葉ロッテは公式YouTubeチャンネルに、ルーキー佐々木朗希投手のストレッチ動画をアップ。「デビュー前に子供たちに元気を与えてくれるとは」などの喜びの声が上がった。しかし、「ニュースで紹介されたから見たが、飽きた」「佐々木選手を安売りしないでほしいな」といったコメントも寄せられている。やはりファンは、彼が投げる姿を見たいのだ。  この苦境で新たな楽しみを見つけたファンもいた。ホークスファンの佐々木カナさん(仮名・35歳)は「開幕した台湾野球を見ることにしました。日本代表の国際試合が、より楽しめるように」。過去の試合の動画を漁っているというヤクルトファンの加藤達朗さん(仮名・31歳)は「ヤクルトの名試合ばかり見るので、去年弱かったことを忘れられる」と語る。  プロ野球ファンの火は、史上最大の苦境を前にしても、消えてはいないようだ。 【梶原紀章氏】 千葉ロッテマリーンズ球団広報。「文春オンライン」や『千葉日報』で連載を持つ。著書に『千葉魂:マリーンズ挑戦の日々』(千葉日報社)など 【G.G.佐藤氏】 本名・佐藤隆彦。元西武ライオンズ・千葉ロッテマリーンズ外野手。引退後は、千葉県市川市にある建築設計会社・トラバース社の営業マネジャーを務める 【里崎智也氏】 元千葉ロッテマリーンズ捕手。’05年はチームの日本一に貢献、’06年の第1回WBCでは日本代表として出場し、ベストナイン(捕手部門)に選出された。’14年の引退後は野球解説ほか多彩に活躍、YouTubeの「里崎チャンネル」は登録者数26万人。3月1日に『プロ野球 里崎白書』(扶桑社)を上梓 <取材・文・撮影/櫻井れき ツバキング> ※週刊SPA!4月21日発売号より
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プロ野球 里崎白書 Satozaki Channel Archive

YouTube登録者数22万人!!FA、DH制、パ・リーグの強さの理由…、デンジャラスサインって!?プロ野球界の実態と裏側がすべてわかる。大人気『里崎チャンネル』が一冊に

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