更新日:2020年04月24日 14:34
エンタメ

大家族のビッグダディ、一人10万円給付でいくら貰える? 本人を直撃

彼女への恋慕をあらわに

 多くの飲食店関係者が訴えるように、氏の居酒屋も窮状にあることは間違いない。しかしなぜか元気に見える。今だからできることを聞いてみると「先日も、全国に散らばる子供たちとオンライン飲み会をしましたが、なかなかいいものでした。今だからできることはある意味満喫しています」とのこと。こんな時期、なにより心の拠り所になるのが家族だ。その家族が全国にたくさんいるのは、心配の数も増えるかもしれないが明るい材料だと言っていいただろう。
林下清志氏

いつも元気なビッグダディ

 そして、事態が収束した先の展望を聞くと「ぶっちゃけて言うと生活の建て直しということになるでしょうね」と、リアルな返答。しかし「その隙間を縫って彼女さんとまた公園おデートにでも行きたいですね」と続けた。さらに「コロナ騒動が起きてから一度も会っていませんからね。沖縄にいた三年間の遠距離時代にも、こんなに長く会わなかったことはありませんよ(笑)」と、彼女への恋慕をあらわにして見せた。

家庭内暴力について持論も

 一見、氏のそうした言動は前向きにも見えるが、そうではないという。「“考え方”という概念があるニュアンスですが、自分は本当に何も考えていませんからね。熟慮を重ねた人生が間違いないのであれば、人生なんてのは真っ当するに値しません。10年先20年先のことを視野に入れて生きている人は立派だとは思いますが、同時にナンセンスだとも思います」と話し、今この瞬間を大事にする姿が見えてくる。  また、家にいることが増えることで家庭内暴力が懸念されることについて、「小さな時から折りにつけ言い聞かされ叱られ、思い通りにはいかないものだということが当たり前だと認識しながら大人になることが大事だと思います。昨今はそれがなく成長しますから、イライラするスイッチをつくってしまっています。それを無くすのは、なかなか難しいと思いますね」と持論を語ってくれた。  外野の野次馬的な目線とは裏腹に、お店と自分自身を守るべく堅実に暮らしている。それでも、窮地であることには変わりない。4月20日に高市早苗総務相が会見したところによれば、一人10万円の給付は早ければ5月中にははじまるとのこと。外出できるようになったら、ビッグダディの店でいいお酒を飲むためにも、一刻も早い収束が待たれる。<取材・文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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