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【ビビリ】を克服する方法

商談、プレゼン、大舞台、肝心なときほどビビってしょうがない。自分の小心っぷりが恨めしい限りなのだが、なんとか矯正する方法はないものか。そこで数々のプレゼンや講演などをこなしてきた『バカでも年収1000万円』の著者・伊藤喜之さんにご教示いただいた。

伊藤喜之

伊藤喜之氏。アライブ取締役。平凡な人間が成功するための奥義を説いた著書『バカでも年収1000万円』(ダイヤモンド社)がベストセラーに

「僕は数えきれないほど、セミナーや講演をしています。それでもいまだにまったく慣れません。毎回、手汗、ワキ汗びっしょりのビビリです。前日は本気で『明日行きたくない』と塞ぎ込んでいます」

 と、のっけから不安なこと口走る伊藤氏。カラースーツなど奇抜なファッションは、緊張を悟られない戦略だと語るが……。

「いわゆる業界の大物と呼ばれるビジネスマンに何百人と会ってきましたが、天性のビビらないマインドの持ち主はふたりだけでした。他の人は全員ビビリながら、幾多の商談、プレゼンを切り抜けている。僕が派手なスーツで相手の目をくらましているように、彼らも落ちついているように見せているだけ。今日は、そんな大物たちの努力から学び、僕が実践してきた4段階のビビリ対策を伝授しましょう」

1.逃げすにビビリと向き合う
飲みに行く等といった逃避をせず、孤独な環境で『オレ、ビビっているな』と自覚し、憂鬱と対峙する。

2.諦めの果てで準備を始める
向き合うのに疲れると、人は仕方がないと腹を括り、本番に向けた準備を始めるもの。その際、起きうる最悪のケースを想定する。

3.煮詰めた準備を捨て去る
最低、商談30分、プレゼン2時間は準備をしたうえで、惜しげもなく捨てる。大切なのは、格ゲーの怒りゲージのようにビビリに対して準備をした時間を貯めること。ゲージいっぱいにしたという裏付けが、本番での支えに。

4.ウルトラCを用意しておく
商談ならば『商品売らずに逆ギレして帰る』、プレゼンなら『反応悪ければ企画書を破る』など。実行しないけれど、いざとなれば選択可能な究極の一手を用意する。これが心の安定剤になります。

 伊藤さんはこうした対策を施したうえで「ビビリながら一歩を踏み出せ」という。

「なぜなら、ビビリの場は成長のチャンスだから。本番で失敗しても動転してもかまわない。エイヤっと飛び込むべき。逆に『最近、オレ、ビビってないな』という人は生活を見直した方がいいですよ。人はビビった分、進歩する。これはまぎれもない真理ですから」

「ビビるからこそ成長できる」とは至言ではないか。恐れる必要はまるでないのだ。週刊SPA!3月13日発売号では「ビビリな自分の克服法」と題した特集を組んでいる。伊藤さんのほかにもビビリ改善アプローチを掲載しているのでぜひ、参考にしてほしい。 <文/週刊SPA!編集部>

週刊SPA!3/20号(3/13発売)

表紙の人/川口春奈

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