仕事

上司の悪口が全員に公開されていた……リモート会議の誤爆トラブル

クールな上司が母親を「ははたん」呼びしていたことが発覚!

マザコン 自宅から参加しているため「プライベートでしか見せない一面がもろにバレてしまった」というケースもある。 「僕の職場には真面目で冷静沈着、クールな印象の“デキる男”キャラの年の近い上司がいます。その上司を交えて同じ班の4~5人でビデオ会議をしていると、上司が『トイレのため離席します』と言って画面から消えたんです。そのまま会議を進めていると、遠くから『だぁーかーら! 母たん(ははたん)! 仕事中は話しかけないでっていったじゃん!』『終わったんじゃないの! 今トイレ! お菓子とかいらないからだまってお昼ご飯作っててよ!』と上司の怒鳴り声が聞こえてきて……。    その話し方が物凄く子供っぽくて、しかも母親のことを“ははたん”って。全員がツボって会議が止まってしまい、上司には『Wi-Fiの調子が悪い』とか適当なことを言ってその場を逃れたのですが、もう今後その上司のあだ名はずっと『ははたん』です」(33歳男性・不動産会社営業)  それまでクールなイメージが強かっただけに、「ははたん」には相当の衝撃を受けたそうだ。ママたんじゃなくて、ははたん。呼び名の由来が気になるところだ。

背景の映り込みで女性社員のイメージが崩壊!?

 ビデオ会議を通して“見てはいけないものが映ってしまった”という報告も。そうは言っても、心霊系ではない。 「職場で『清楚でかわいい』『守ってあげたいタイプ』と男性陣に言われている、マドンナ的な女性社員がいるんです。外見は確かに女の子らしくてかわいらしいのですが、ある日ビデオ会議中にその女性社員の画面の端に別のモニター画面が映り込んでしまっていて。それがPS4(プレイステーション4)の、銃や様々な武器を使いこなして戦場で敵を倒しまくるFPS(主人公視点のガンシューティングゲーム)の『コール オブ デューティ ブラックオプス 4』というゲームで、男性陣が勝手にどん引き。  しかもそのコは本格的にゲームをやっている“ガチ勢”だったようで、男性陣が興味を引こうと必死にゲームネタの話を振っても、付け焼刃はまったく通用せず鼻で笑われていました。さらにホラーが相当好きなようで、ホラーゲームやDVDがズラリと並んでいる光景に、『見てはいけないものを見てしまった』『とんでもないものを誤爆された』と、一気に男性陣はトーンダウンしてしまったようで……」  とはいえ、勝手なイメージでキャラを押し付けられて誤爆扱いされるのも、相当迷惑なはず。 「そうなんです。その女性社員はそれまで勝手にイメージを押しつけられて困っていたようで、『私のこと勝手に想像して、勝手に落ち込まないでもらえますか(笑)』とズバッと男性陣を斬ったのがめちゃくちゃカッコ良かった! バツが悪そうに男性陣が小声で謝る光景は、ちょっとおもしろかったしスッキリしました」(25歳女性・食品メーカー)  リモート会議に慣れないうちはまだまだトラブルが続きそう。時には気まずい誤爆もあるが、画面越しについポロっと意外な一面が垣間見れるおもしろさもあるようだ。誤爆されたほうもあまり深刻に受け止めず、笑って受け流すくらいの度量が必要かもしれない。 (取材・文/青山ゆずこ)
ライター兼漫画家。ニッチな世界やアングラな体当たり取材から、認知症の介護問題など幅広いジャンルで取材・執筆を行う。著書に、夫婦そろって認知症の祖父母との7年間に及ぶドタバタ在宅介護を描いた『ばーちゃんがゴリラになっちゃった。』(徳間書店)
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