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Amazonに潜む“怪しい商品”。ポチる前に見るべき3つのポイント

見分けるコツは他にも。レビューが異常に良すぎる商品は…

ネット通販

ネットでポチるだけで何でも手に入るが…(写真はイメージです)

 その商品が気に入らなかったとしても責められない部分はある。とはいえ、せめて明らかな「詐欺」「何も送られてこない」という販売者は事前に見極めたい。ツイートで明かした3つのポイント以外の見極め方法はあるのだろうか。 「やはり販売元が(可能であれば発送元も)Amazonであるのが最も安心です。『カートに入れる』の下のほうに『この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します』と出てくるので、すぐに確認できます。Amazonから商品を買って、もしも悪かった場合はAmazonとしても不名誉。ですので、Amazon側もある一定の品質を担保できないと自社で商品を扱いません。このAmazonフィルターは大いに活用できます」
Amazon

「カートに入れる」の下に「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します」と書かれているものは安心(※画像は、Amazonの販売サイトより)

 さらにじゅん氏が個人的に注意しているポイントとして、以下も教えてくれた。 ・販売元が「Amazon以外=マーケットプレイス」かつ「無名企業」 ・製品名が異常に長い(SEOで検索に引っかかるようにしている) ・ショップレビューがない、悪い、異常に良すぎる ・ショップの地域が日本以外 ・レビューの日本語が不自然(外国人サクラ) ・レビューの日付が近すぎる(散らばっていない) ・販売して間もない(どちらかと言えば2~3年売っている商品の方が安心)  最悪のケースとしてじゅん氏が語るのは「Amazonのサイトだと思って利用していたらそれは偽サイトだった」というケースだ。 「その場合は何も届かなかった、ということがあるようです。偽サイトでないかどうかの見極めは、まずドメインがきちんと『amazon.co.jp』になっているのか。よくよく見ると、amazanとなっていたりするものは、フィッシングやなりすましです。ご注意ください。念を押すのであれば、URLの冒頭付近にある鍵のマークをクリックして『この接続は保護されています』の表記を確認することですかね。現代においてほとんどのサイトが『https』の“s”が付いています。”s”はよりセキュリティが高く保護されている証で、安心してサイトの閲覧ができます」  Amazonが成長するにつれ、便乗して小銭稼ぎをしようとする販売者も増える。こうした怪しい販売者を一掃できないものだろうか。 「多くの販売者が参入してくるなかで、Amazonとしても強く統制したいと思っているでしょうが、コストがかかりすぎても意味がないため、そのバランスが難しいでしょうね」  今や生活インフラのひとつといえるAmazon。怪しい販売者が紛れ込んでいることも確かのようだが、今回のコツを参考に、より良い商品と巡り会えることを願っている。<取材・文/松本果歩>
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA
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