恋愛・結婚

DV男の恐怖。殴った後に泣いて謝るまでがワンセット…の繰り返し

殴った後に泣いて謝るまでがワンセット

DV その後、数か月は問題なかったというが、彼の暴力はいきなり再発してしまう。 「優しい彼には戻ったんですが、相変わらず芸人の仕事は月に2~3回程度でバイトもせず、毎日漫才を考えているって言うんです。結局、デートの費用は全額私持ち。私だって普通のOLで、裕福なわけではないので『なんでこんな人の食費まで持たなければいけないんだ』という葛藤も生まれて。それとなく『そろそろ、ちゃんと割り勘に戻したいな』って言ったんです。そしたら、急にほっぺを平手打ちしてきた。  彼は『芸人の彼女なんだから、売れるまで支えるのは当たり前だ!』って。だけど、私は芸人の世界のことはよくわからないし、もともとファンで『私が支えるから芸人の仕事頑張って!』ってお願いしているわけじゃなかったから……なんだか、やりきれなくなってきて」  この出来事をキッカケに彼が暴力を振るう頻度は高くなっていったという。 「会社の同期が上司と結婚が決まって、新婚旅行がモルディブだったんで『いいなぁ』って言ったらボコ。『実家から良いお酒が送れれてきたから』って持っていったら、『俺に買えないと思ってんだろう』でボコ。それで、殴ったら後で泣いて謝りながら『もう殴らない』と誓うまでがワンセットなんです。  いつも最終的に『俺、いままで付き合った子を殴ったことなんてないんだ』って言うので、だんだん私が悪いような気持ちになってきちゃって」  当初はカラダの見えない箇所だったが、次第に顔を殴るようになった。綾子さんは我慢の限界を感じ、電話もLINEもブロックしたという。何度も友人づてに連絡がきたが、さすがに取り合わなかった。  彼と別れたのち、現在は別の男性と幸せな夫婦生活を送っている。 ――今付き合ってる人にどんな理由であれ1度でも殴られた経験のある人は、その相手との付き合いを考え直して欲しいと心から思う。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X(旧Twitter):@sally_y0720
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