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ネット掲示板で「ワキガ」と書かれたキャバクラ嬢、SNS誹謗中傷の被害語る

 有名人や一般人を問わず、SNSやネット掲示板で誹謗中傷されるという被害が絶えない。しかもその内容が根も葉もない“噂”であることも多く、非常にタチが悪い。話が大きくなるにつれ、被害者を精神的に追い込んでいくが、じつは「夜の世界」ではよくあることなんだとか……。

ネット掲示板で「ワキガ」と書かれたキャバクラ嬢

キャバ嬢

※写真はイメージです(以下同)

 都内キャバクラ勤務の理沙さん(27歳・仮名)は、まさにその被害者だと語る。 「いきなりネット掲示板で“ワキガ”って叩かれたんです。絶対ワキガじゃないと思ってたけど……というかワキガだなんて、一度も言われたこともないから考えたこともなかった」  当初は気にしなかったという理沙さんだが、掲示板での彼女に対する誹謗中傷は加速していったという。 「やっぱ不安になって友達や彼氏、仲の良いお客さんに聞きまくりました。みんな違うって言ってくれたけど、掲示板では『臭い』『ワキガだ』って書き込みが止まらなくて。  フリーのお客さんが私に近寄らなくなって、後輩のキャストも更衣室で私を避けてるような気もしてきたり……。ホラ、匂いの問題って、本人には言いにくいじゃないですか。だから、もしかしたらみんな本当は私がワキガだと思っているけど、言いにくいのかもしれないって。それで、美容外科でワキガの診療の予約まで取ったんです」  実際に病院に行きカウンセリングしてもらったところ、理沙さんはワキガではなく手術の必要もないと診断された。 「さすがに先生が言うんなら違うだろうと思って、やっと安心しました。とはいえ、掲示板に『本人ですがワキガではないと診断されました』なんて書き込むわけにもいかなくて……。ああいう掲示板の誹謗中傷って、たぶん面白がって便乗する人がいると思うんです。だから、けっこう長い期間叩かれてました。不思議なもので真実ではなくとも1回誹謗中傷されると続くんですよねぇ」

おそらく身内の犯行…

シャンパンタワー またこんな被害者もいた。元高級キャバクラ勤務のマリアさん(30歳・仮名)は「某ホストの彼女だとか、ホスト狂いだって叩かれたんです」と話す。 「ホストクラブは付き合いでしか行ったことないんですよ。たまに指名で飲みにきてくれてるホストさんの店に、いわゆるお返しで行くくらいで。個人的には全然行ったことがないから『?』でしかなかった」  一時期は転職も考えたそうだが、いきなり仕事を辞めることも出来ず……。あまり目立たないように、髪型やドレスをあえて地味にしたそうだが「あまり意味がなかった」と苦笑いする。 「ホストに行くためにお客さんに枕営業してるとか、この女にお金使っても全てホストに横流れだとか散々書かれました(笑)。意外と掲示板を見てる人も多いのか、叩かれてる時期にフリーのお客さんについたら『このあとアフターでホテル行ける?』って高確率で聞かれるようになって。断ると不思議な顔されたり、いつも何十万とお金を使ってくれる人があんまり使ってくれなくなったり」  お客さんの反応や売上の低下よりも1番困ったというのがSNSのダイレクトメールだという。 「ツイッターのDMに『死ね』『ブス』『コロス』とかが明らかにサブアカウントからいっぱいきたんです。しかも、全然知らないホストの名前を出されて『店来るな』『あんたが本カノ(本命の彼女)だって知ったので売掛飛びます』なんていうのもきて。ただの脅しだったらいいけど、本当に売掛金を払わなかったりしたらどうしようって」  いったい、だれがそんなマネを……。根も葉もない話を書かれるようになった原因として、じつはマリアさんには心当たりがあったという。 「私指名のホストで当時はけっこう有名な人がいたんです。多分その人のお客さんだと思うんですが……おそらく私と同じ店のキャストですね。そのホストが来店すると、何人かに睨まれたりしましたから。  そんな噂の出どころはさておき、何にも裏を取らずに適当なことを書いちゃう人が怖いですね。それで勝手に話が大きくなって……。一般人でもこんなにめんどくさいことになるってことに驚きました」  底辺ながらも一応グラドルである筆者も誹謗中傷された経験が何度もある。大体は事実無根のことや私を大して知らないような人物であろう書き込みだった。最初は落ち込んだりもしたが、「こんなことをして一体何になるんだろう?」と思った。誹謗中傷する側の脳内をのぞいてみたいものである。<取材・文/吉沢さりぃ>ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。近著に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)がある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。Twitter:@sally_y0720
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