更新日:2020年09月23日 20:55
ライフ

コロナの夏、寝室のエアコンは何度がオススメ?

日中の活動も重要

 ただ、快眠は夜の努力だけでは成立しない。寝室の環境とともに、日中の活動にも気を配る必要があると安達氏は言う。 「日光を浴びるとメラトニンというホルモンが生成されます。メラトニンには眠気を誘い睡眠を安定させる作用があり、夜になると分泌される、まさに睡眠ホルモンです。つまり、日光を浴びる時間が減ってしまうと、睡眠の質も下がってしまいます」  外出自粛が叫ばれていた頃、日光不足に運動不足も重なって不眠を感じる人が増えたという。 「朝はベランダで日光を浴び、昼は近所を散歩して最低でも30分から1時間は日光を浴びましょう。ただし、紫外線については忘れずに対策をしてください」  また、就寝前に、ストレッチなどの軽い運動をすると睡眠の質がアップするという。 「日中は元気に太陽の光を浴びて、夜にはぐっすり眠る。帰宅したら入浴、消毒などをしてウイルスを持ち込まないことが、コロナ対策に繋がるのです」  快適な寝室と日光で、コロナに負けない良質な睡眠をゲットだ。 <寝苦しい夏に推奨の快眠アイテム> ▼ストロー素材の枕……中が空洞のプラ素材を使うことで通気性がよく熱がこもりにくい ▼抱きまくら……肩を下に、覆いかぶさるように眠れば、背中は涼しく、お腹は冷えずに安心だ 夏の[コロナ生活]マル秘対策▼ダウンの掛け布団……室温は低めに保ちつつ、通気性抜群。できれば夏用羽毛ダウンケットを用意し、自分のベストな温度を探れ ▼楊柳(ようりゅう)生地のパジャマ……表面が凸凹に織られているため、肌の接触面が少なく通気性が抜群。見た目も美しい
夏の[コロナ生活]マル秘対策

楊柳(ようりゅう)生地のパジャマ

▼保冷剤……枕カバーの下に小型の保冷剤(ケーキなどについてくるもので十分)を忍ばせると、後頭部を効率的に冷やせる 【上級睡眠改善インストラクター・安達直美氏】 国内大手航空会社にて国際線CAとして勤務後、寝装品メーカーの研究員に。現在はメディアや睡眠健康教室などの講師として活躍 <取材・文/真島加代(清談社) イラスト/花小金井正幸> ※週刊SPA!6月30日発売号の特集「夏の[コロナ生活]マル秘対策」より
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週刊SPA!7/7号(6/30発売)

表紙の人/ 菜々緒

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