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コロナの夏、寝室のエアコンは何度がオススメ?

 猛暑が予想される今年、我々は「未曽有の夏」を迎えることになる。高温多湿に加えて、マスク着用、ソーシャルディスタンス、ステイホーム……。熱中症への対策を講じつつコロナ第2波の到来への備えも必要だ。未曽有の夏に屈しないライフスタイルをつくる秘策はあるのか? 夏の[コロナ生活]マル秘対策

部屋の温度と通気性の高いアイテムで、免疫力を下げない睡眠環境の整備を

 猛暑の予想に加えてコロナ感染の恐れも重なって、今夏は例年以上に過酷になるにちがいない。睡眠に詳しい安達直美氏にコロナサマーを乗り切る秘訣を聞いた。 「真夏はもっとも睡眠の質が下がる季節。近年は、深夜になっても外気温が25℃以下にならない熱帯夜が続く傾向があります。寝苦しさによって睡眠の質が下がると免疫力にも悪影響を及ぼしますから、新型コロナに限らずさまざまな病気を招きかねません」
夏の[コロナ生活]マル秘対策

安達直美氏

 熱帯夜において、快眠に欠かせないのが室内の温度管理だ。 「人間は、入眠時に脳や体の熱を外に出して体温を下げ、休息モードに入ります。外気温が高いと体の熱を外に放出できず、眠りが浅くなるため、夏場は一晩中冷房をつけたままで寝るのがベスト。冷房は26℃前後に温度設定すると、体の熱を外に出しやすくなります」  26℃で寒さを感じる場合は、設定温度を上げるのではなく、掛け布団で微調整するのが正解。そのため冷房だけでなく、寝具の素材にもこだわる必要がある。 「パジャマやシーツなどの寝具は、汗を吸ってもすぐに乾く吸水速乾の素材がおすすめ。天然素材などの繊維で編まれた綿やガーゼは、目が粗く、通気性が抜群。最近は、化学繊維でも吸水速乾を謳うものが登場しているので、自分に合う素材を探しましょう」
夏の[コロナ生活]マル秘対策

寝苦しい夏にオススメ「ストロー素材の枕」

睡眠中に直接冷風が当たることを避ける

 そのほか、室内の空気を巡らせる「サーキュレーター」も快眠アイテムとして外せない。 「睡眠中に冷房の風が体に直接当たると、体温が奪われすぎてしまう。その結果、朝になると体がだるく感じるのですが、防ぐコツは、サーキュレーターを上向きにして冷房の風と戦わせるように設置すること。これで冷風が室内を優しく循環してくれます」  さまざまなアイテムを複合的に使い、寝室を整えるのが、夏のコロナ生活で快眠を得るコツなのだ。
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