更新日:2020年10月12日 17:31
仕事

テレワークで“痛い50代”が大量生産される。社内ニートにならないために

「ツッコんでも大丈夫」な50代になれ

ビジネスマン

※写真はイメージです

 だからこそ、50代は「ツッコミどころを残しておくことが大切」と曽和氏は続ける。 「ネガティブフィードバックは相手に変わってほしいと願う愛のあるツッコミです。だからこそ、この人には『ツッコんでも大丈夫』という包容力と器が必要。これを読んでいる50代の方は『自分とは関係ない』と思っているかもしれませんが、そんな人ほど凝り固まった偏見とプライドにまみれて、無意識にいじられるのを拒絶していたりする。  一度、学生時代の同期など利害関係のない友人から自分自身の強みと弱みを指摘してもらい、ゼロベースで受け入れることが第一歩です。50代こそ人生後半戦の幕開け。自分に耳の痛いことを言ってくれる人ほど大切にしてそばにいてもらいましょう」  誰もいじってくれなくなったときこそ、50代の崖っぷちだ。 ▼コロナ氷河期サバイバルの心得 ・「あの人はチームに欲しい」と思わせる、スペシャリティの獲得 ・プライドと偏見を捨て、愛のあるツッコミを受けよ ・同級生など利害関係のない人に、長所と短所を指摘してもらう 【FeelWorks代表・前川孝雄氏】 青山学院大学兼任講師。「上司力」「50代からの働き方」研修で400社以上を支援。著書に『50代からの逆転キャリア戦略』(PHPビジネス新書)など多数 【人材育成コンサルタント・片桐あい氏】 カスタマーズ・ファースト代表取締役、産業カウンセラー。外資系企業を経て独立。著書に『これからのテレワーク 新しい時代の働き方』(自由国民社) 【組織人事コンサルタント・曽和利光氏】 人材研究所代表取締役社長。リクルートの人事採用部門を経てさまざまな業種の人事・採用部門の責任者を担当。著書に『コミュ障のための面接戦略』(星海社)など <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/サダ>
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コロナ氷河期

終わりなき凍りついた世界を生き抜くために
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