金森　なるほど、じゃあ脂はその頃から？ カブキン　はい。やっていくうちに脂質の重要性を知って、バターを海苔で巻いて食べたり、MCTオイル紅茶を飲んだりするようになりました。バターもちょっといいバターを買うと格段に美味しさがアップするので驚きました。 金森　自炊もされるんですか？ カブキン　はい。牛脂は細かく切ってハンバーグに入れたり、オムレツに入れたりスープにしたり、と色々アレンジしていました。あとは、味付けは基本は塩ということで、いろんなものに沖縄の天然塩「ぬちまーす」をかけて食べていましたね。自分の味覚もだんだん敏感になってきて、特にツラいと感じたことはありませんでしたね。 金森　奥様の浜田翔子さんも一緒にやっているんですか？ カブキン　いや、彼女自身は特にやってみようとは言ってないですね。 金森　スタイルが良いので、差し迫った減量の必要はないですもんね（笑）。ただ、金森式を実践している女性からは、バストアップしたという声もあるんです。というのも、女性ホルモンの原料って脂のコレステロールなんですよ。 　脂を大量に摂ることで体脂肪がつくのではなく、コレステロール→ステロイドホルモン（女性ホルモン）と転換されて、結果的にバストアップにつながることがわかりました。この場合、体重が落ちてアンダーが減っても、トップは落ちないからバストアップは必ずします。フォロワーさんで断糖高脂質で減量と同時にバストアップしてる方は多いです。 カブキン　単に減量するだけじゃないんですね。これからも『ガチ速脂ダイエット』のレシピを見て作ろうと思いますが、将来的には、断糖高脂質食のUberEatsがあったら最高ですよね。「サバのオムレツ」とか「牛脂スープ」とか日替わりメニューがあったら毎日頼んじゃいます。ぜひ金森さんの新規事業でお願いしたいですね（後編に続く）。 ＋ ＋ ＋ 【金森重樹氏】 東京大学法学部卒。25歳のときに1億2000万円の借金を負うも、マーケティングの技術を活用して35歳で完済。その後、行政書士として脱サラし、現在は不動産、ホテル、福祉事業など年商100億円の企業グループのオーナーに。長寿やダイエットに関心を持ち、わずか2か月で90kg→58bkgの減量に成功。その理論の根幹を成す「断糖高脂質食」をまとめた「ガチ速“脂”ダイエット」が早くもベストセラーに 【カブキン氏】 1984年生、慶應義塾大学文学部卒業後、ロックバンドでメジャーデビューを果たし、解散後2015年にYouTuberに転身。先日「100日婚活」の様子を動画に公開し、100日目にグラビアアイドルの浜田翔子と結婚を発表して大ニュースとなった人気YouTuber。婚活チャンネル 取材・文／アケミン 週刊SPA！をはじめエンタメからビジネスまで執筆。Twitter ：@AkeMin_desu