更新日:2020年08月08日 20:20
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家電販売員が明かす「値切りのルール」…交渉で損をしないための注意点は?

「値引きされやすい/値引きされにくい商品」の違いは?

 商品によって値引きされやすいものとされにくいものがあります。全体的に新商品のほうが値引き額は大きくなる傾向なのは間違いありません。  コストパフォーマンスを考えると、基本的には旧商品を狙ったほうがお得なことが多いですが、新商品に強いこだわりがある人は、値引き交渉してみてはどうでしょうか。たとえ値引きができなくても、新商品はポイントを多くつけてくれることもあります。  逆に値引きが期待できないのは、パソコン全般と海外メーカーの商品です。  そもそも家電量販店はパソコンで利益を出そうとは考えていません。光回線など付随のサービスとセットで利益を出そうとしているので、パソコンは最初から価格がかなり安く設定されていることが多く、それ以上の値下げに関してはそもそも交渉の余地がありません家電量販店 海外メーカーの商品は高価なもの、安価なものがありますが、前者はブランドイメージを守るため、後者はもともと安いので値引きに応じられないのです。  最後に、高圧的な態度で交渉を進めるのは絶対にNGです。販売員も人間なので、人のよさそうなお客様にはサービスをしたくなりますが、高圧的な方には買っていただかくてもいいやという気持ちになります。  短い時間ではありますが、販売員との信頼関係を築きながら値引き交渉をしていただけるとうれしいですね。
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす
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