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不健康おじさんは「スプーン1杯の油」で生活習慣病を防ぐべし

人間のボディや脳は油でできている

 つい数年前まで、油といえば「体に悪いもの」の代名詞だった。しかし今や、体の中で「良い油バランス」を作ることが健康や長寿の秘訣だと、国内外の研究で明らかになってきたのだ。 デブ「どんなに『体にいいもの』を食べても、どんなに『健康にいい運動』をしても、あなたの体が『悪い油バランス』になっていたら、不調はなかなか改善しません。老化もどんどん進んでしまいます。  なぜなら、37兆個ある人間の細胞を包む膜は、じつはほとんどが油でできているから。脳に至っては、水分を除いた全重量の約65%が油なんです」  つまり、私たち人間は、油でできているといっても過言ではない。 「そのため、私たちの体を形づくる油のバランスが悪い状態のまま放置されると、命にかかわる重大な病気になってしまうことさえあるのです。 見方を変えれば、古くなった油を新しい油に置き変えていくことで、私たちの体はいつまでもベストな状態を維持することができます。このことは、昨今の最新医学や栄養学の世界で、ようやく解明されつつあります」

健康のカギは「良い油バランス」

 私たちの体をつくっている37兆個もの細胞。油のバランスが重要な理由を、オメガさと子さんは、以下のように解説する――。 体内で「良い油バランス」が保たれていると、すべての細胞の細胞膜が「柔らかい」状態になる。これは、体の中をめぐる栄養やホルモンなどの物質を、細胞から細胞へと、スムーズに受け渡せることを意味する。 逆に、「悪い油バランス」では、細胞膜が「硬い」状態になる。細胞膜が硬いと、食べ物から栄養を摂取しても、細胞から細胞へと物質が届きにくくなり、これが、さまざまな不調や病気の一因になるという。 後悔「認知症、うつ、高血圧、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞、がん、ドライアイ、アレルギー、更年期障害など、食事や生活習慣に気をつかっているのに、不調がなかなか改善しないとき、もしかしたら、油バランスが良くないために細胞膜が硬くなってしまっている可能性があります」  オメガ3が「柔軟な細胞を生み出す材料になる」という研究は、NHKスペシャル「食の起源」シリーズ(2020年1月8日放送回)でも取り上げられていた。
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油は「控える」から「選ぶ」へ
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