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家電販売員は知っている「炊飯器の賢い買い方」メーカーごとの特徴も解説

メーカーによって仕上がりにも違いがでる

 どんな機能が搭載されているかは商品によって異なりますので、どんな料理を作りたいか、予算はどれくらいか、事前にまとめてお店に行くと、我々販売員もお客様にあった商品をオススメしやすいです。  ただし、ほかの機能はあくまでもご飯を炊くオマケです。炊飯器を選ぶうえで最も大事なのは、どんなご飯を食べたいのか。食べ比べた経験がある人はあまりいないかと思いますが、実は同じ銘柄のお米でも異なるメーカーの炊飯器で炊くと驚くほど味が違ってきます
Wおどり炊き

白米好きにファンが多いパナソニックの「Wおどり炊き」

 たとえば、タイガーはもちもちっとしますし、パナソニックはお米が一粒一粒立っています。ちなみに、私はタイガーの炊飯器で炊くご飯に目がありません。各社の性能をよく知っているからこそ、お気に入りの炊飯器メーカーがある販売員は珍しくありません。  販売員に相談するときは、上記に併せてご飯の好みも伝えるようにすると、より自分にあった理想の炊飯器と出会える可能性が上がると思います。量販店の中には、店頭でお米の炊き具合などのパラメーターをレーダーチャートで表示している店もあります。商品を見比べるときは、販売員とコミュニケーションととりながら、こういった情報もチェックするといいでしょう。
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす
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