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原作者が逮捕の漫画「アクタージュ」が高額転売の対象に…サイン入りは20万円

関連グッズも転売の対象に

メルカリ

全巻セットで1万円前後が相場(メルカリの検索結果)

 次にメルカリを見てみよう。こちらもAmazonと状況はあまり変わらない。12巻までの全巻セットで1万円前後というのが大体の相場だ。ブックオフ等の中古書籍店で買い付けたものをそのままメルカリに出していると想定すれば、出品者は相当な利益を得ているはず。  ヤフオクでは、さらに驚くべきものが出品されていた。単行本の価格に関してはAmazonやメルカリと大差ないが、原作者のサイン入り複製原画に何と20万円という値がついている。
ヤフオク

サイン入り複製原画は20万円(ヤフオクの検索結果)

 しかもこれは落札期限まであと1日残した時点での価格だから、以後はさらに高騰するはずだ。単行本はおろか、関連グッズまで転売の対象になっている。

「10冊分の空きスペース」の怪

 最後に筆者は、ブックオフに行ってみた。アクタージュを手に入れるための最後の希望という発想で足を運んだのだが……やはりどこの店舗でも品切れだった。  興味深い光景に出くわした。ブックオフの棚も作画担当者の名前のアイウエオ順で本を並べているのだが、それに従ってみるとピッタリ10冊程度分のスペースがあったのだ。ということは、さっきまでこのスペースに……というのはあくまでも推測であるが。  いずれにせよ、アクタージュを入手することは非常に困難だ。この現象は集英社が単行本の出荷を再開しない限り、収まりそうにない。<文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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