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顔を舐めさせるのはNG? 愛犬をコロナから守る方法/日本獣医師会監修

ペットへのサポート体制が手厚い都道府県はどこ?

 ところでもし、ペットに臨床症状がみられた場合はどうなるのだろう。 「獣医師の診察の結果によってPCR検査等が必要と判断される場合には、獣医師から国立感染症研究所獣医科学部や大学等の検査可能機関に相談し、ペットのPCR検査が行われます」  検査後もかかりつけ獣医師が預かるかどうかは、ケースバイケースだという。もし獣医師が預かれない場合は、各自治体の動物愛護センターに相談すると良い。 「4月17日に、環境省から各都道府県にコロナ感染におけるペット対策についての通知が送られました。対策の相談窓口を明確化したほうが良いという指導があったため、東京都は独自の相談専用ダイヤルを設けて一時預かりを実施しています。他に千葉県も一時預かり可能な動物病院を確保中、徳島県は予算措置による事業化の予定、また宮城県も検討している状況です」  専用ダイヤルがない都道府県では、動物愛護センターが心強い味方だ。  コロナによる外出自粛に伴い、ペットを飼う人が増えたが、感染予防をしっかり行ってペットを感染から守ること、そしてもし飼い主が感染した場合、ペットの感染の確認や預かり先を決めるなど、責任をもってやり遂げることが飼い主に求められていることを忘れないでもらいたい。
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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