来春朝ドラ『おかえりモネ』に抜擢、蒔田彩珠の素顔
是枝裕和監督に見いだされ、河瀨直美監督の新作『朝が来る』でメインキャストに抜擢。来春スタートのNHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』では、清原果耶が演じる主人公の妹役での出演も決まっている女優の蒔田彩珠。各界の関係者も「ブレイク必至」と太鼓判を押す、今、最も注目を集めるヒロイン候補の素顔を切り取った。
まだ18歳の高校3年生。しかし、蒔田彩珠のキャリアは子役時代から数えると10年を超え、10月23日公開の河瀨直美監督の新作『朝が来る』では、主演の永作博美に勝るとも劣らない存在感を発揮。正統派女優の道を邁進する彼女だが、最初の転機となったのは、河瀨監督と同じくカンヌ映画祭グランプリ受賞者である是枝裕和監督のドラマ『ゴーイング マイ ホーム』(’12年、フジテレビ系)だ。
蒔田:阿部寛さん、山口智子さんをはじめ、共演者の皆さんが素晴らしくて『私もこういう役者になりたい!』と胸が震えました。特に山口智子さんは、普段はとても気さくなのにカメラが回ると一瞬で別人になる。すごくかっこよかったです。
この作品で是枝監督に見いだされ、『海よりもまだ深く』『三度目の殺人』『万引き家族』等、是枝作品の常連に。そして今回、河瀨監督に中学生で出産し、葛藤する少女・ひかりという大役を任された。名監督との初セッションは?
蒔田:監督は、言葉ではあまり説明しません。その代わり、これまで撮影した映像を見せてくださったり、主題歌を流したりする。そうやって作品の世界に私が没頭できるよう導いてくれました。
実家ではチワワ、トイプードル、ジャックラッセルテリアの3匹に囲まれる生粋の犬好き。
蒔田:いつも気がついたら一緒に寝ています。高校を卒業したら、動物にかかわる勉強もしてみたいです。
来年には朝ドラのメインキャストも控える。お茶の間が若き本格派女優の出現に沸き返る日は、もうすぐそこだ。
【蒔田彩珠(まきたあじゅ)】
’02年生まれ。’18年に『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で映画初主演し、報知映画賞新人賞などを受賞。出演作『星の子』(大森立嗣監督)も公開中。『朝が来る』は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection 2020」に選出。来春スタートの朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』では主人公の妹・永浦未知を演じる
撮影/北岡稔章 スタイリング/高品逸実 ヘアメイク/草場妙子 取材・文/宮下浩純(本誌)
※週刊SPA!10月13日発売号より
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