これまで紹介したYouTuberらしい動画のほかにも、芸能人である児嶋にしかできないような内容の動画も投稿されている「児嶋だよ！」。その代表的なものが、『半沢直樹』に出演した際の思い出を語った動画だ。 　2020年9月4日投稿の『児嶋、半沢直樹に出演してみた！』と、2020年9月27日投稿の『児嶋、半沢直樹の最終回にも出演してみた！』でそれぞれ『半沢直樹』についてのトークを繰り広げた児嶋。動画では撮影後の振り返りトークだけでなく、実際の撮影現場や、撮影前の練習風景を収めた映像も使用された。
　作品自体が人気作ということもあってか、どちらも100万回以上の再生数を記録。コメントには児嶋への熱い応援や感想の声が寄せられている。 　YouTubeは配信者と視聴者の距離感がテレビ番組などと比べると近いことも特徴のひとつ。「児嶋だよ！」でも視聴者からのコメントにリアクションをする動画を投稿するなど、視聴者を意識した取り組みをたびたび行っている。 　50万以上の再生回数を記録している2020年9月21日投稿の『児嶋一哉、GU秋の１週間コーデ紹介！』は、女性のチャンネル登録者増加を記念した女性ファン向けの企画。ファッションブランド「GU」のレディースファッション1週間分を児嶋が着て紹介するという試みだ。
　突飛な企画内容に「やめとけ！」とツッコミを入れながらも、いざ始めると「悪くない」「こういうのは入り込まなきゃダメだと思ってる」と口にする姿を見せた児嶋。そんな児嶋の肯定的な姿勢に、視聴者からは好意的な感想が集まった。 　児嶋が女性向けのオシャレに挑戦するという企画は、実は過去にも存在している。そのなかでも再生数が270万回を超える人気の動画が、7月23日投稿の『最強デカ目になれる地雷系メイクしたらガチ盛れたんだけど…』だ。
　地雷系メイクとは、白いファンデーションを使って顔面を真っ白にし、赤いアイシャドウで腫れぼったく赤い目元を演出するなどして、見る者に病的な印象を抱かせるメイクのこと。動画で児嶋はヘアメイクアーティストの経験のあるvanに教わりながら、自らの手で地雷系メイクに挑戦した。 　メイクの手つきやコスメブランドの「KATE（ケイト）」を「カテ」と読むなど不慣れな姿を見せつつ、メイクの面白さに感動し、「カワイイって言われるんじゃないこれ」と自画自賛していた児嶋。その素直なリアクションに対して、視聴者からは「かわいい」「好感が持てた」などの感想が寄せられた。 　また、児嶋は9月6日投稿の『児嶋だけど中国風チャイボーグメイクやってみたら、整形級に盛れてガチ大勝利♪』でもメイクにチャレンジ。こちらも140万回以上再生されている人気動画となっている。 ――「児嶋だよ！」に投稿された動画やそのコメントを見ると、その人気の理由はどんな企画も前向きに、楽しそうに臨んでいる児嶋の姿にあることがわかる。今後はどのような企画に挑戦し、どんな姿を見せてくれるのか目が離せない。＜文／OIK志野（A4studio）＞