デジタル

iPhone12、本体より充電ケーブルに困惑の声。電源アダプタも別売りとは

現状は「USB-A」が多用されている

Apple

「20W USB-C電源アダプタ」(税別2000円)。画像は、Appleのオンラインストアより

 電源アダプターが同封されないという点も見逃せない。筆者の持っているLightningケーブルは、どれも入口側がUSB-Aの製品である。もちろん、電源アダプターもUSB-Aの差込口があるのみで、USB-Cのそれはない。従って、もし筆者がiPhone12を手に入れた場合、同封のUSB-C~Lightningケーブルを使用することはないはずだ。  巷ではまだまだUSB-Aが多用されている。そのあたりから生じる摩擦が、iPhone12の発表をきっかけに露呈してしまったようだ。  だが、必ずしも弊害ばかりではない。たとえば、最近MacBookを購入したという人はどうか? 今のMacBookはUSB-Cポートしかない。言い換えれば、iPhone12の同封ケーブルをそのまま使うことができる。

「電源アダプター戦争」勃発か?

 今回のiPhone12の発表は、周辺機器分野にとっては大きなインパクトになるかもしれない。電源アダプターが同封されない分、その需要が見込めるからだ。  考えられるのは、モバイルバッテリー兼用電源アダプターである。もちろんUSB-Cポート対応の製品だ。規模の大小や有名無名問わず、世界中のメーカーがiPhone12ユーザーの囲い込みを始めるだろう。同時に、我々の想像を遥かに上回る斬新な製品も開発されるに違いない。<文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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