皆さんは自分の伴侶を愛していますか？「YES」と答えた方、それをきちんと相手に伝えていますか？ 　お笑いコンビ「アルコ＆ピース」の平子祐希さんの初著書『今日も嫁を口説こうか』は、ご自身の夫婦生活を通して読者に夫婦愛を問いかけてくる一冊。まるで夢物語のような、どこか冗談のような、それでいて人の心を打つ平子さんの本気の名言が詰まっています。 ――　失礼を承知でお聞きしますけど、この本はちゃんと平子さんが書かれてるんですよね？ 平子：もちろんですよ！プロではないので、ちゃんとした文章になっているかは自信ないですけど、ゴーストライターとかいませんよ。 ――　最近は芸人さんの書かれた本がとても売れゆきがいいとのこと。TBSラジオ24時代3兄弟のハライチ岩井さんや、同じ太田プロのマシンガンズ滝沢さんの著書を意識する部分はありますか？ 平子：えっ、売れてるんですか？どれくらい出てるのか、数字わかります？ ――　確か、岩井さんの『僕の人生には事件が起きない』は5万部突破だとか。どれくらい売りたいとか、目標はあります？ 平子：いや、全く目標とかないですね。600部くらい売れたらいいかなと思ってました。 ――　数字が謙虚すぎませんか（笑）。実際にはすでに重版決定とのことでおめでとうございます。平子さんの事務所の先輩には有吉弘行さんがいますけど、本は読んでもらったんですか？ 平子：情報通な方なので「平子が本を出す」くらいのことは知ってると思ってますけど、正直あんまり読まれたくないですね。ここのフィールドには入ってきて欲しくないというか（笑）。 ――　今回のインタビューでは、平子さんには芸人ではなく”愛のインフルエンサー”として、夫婦の関係にまつわる様々なお悩みに答えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ――　まず、42歳・SEの勇気さんからのお悩みです。 「会社の同期だった妻と結婚して12年、6歳と3歳の子供がいます。二人目の子供が生まれてから、関係を持とうと思ってもギクシャクして、うまくいかなくなりました。彼女も夜の生活がないことを気にしているようです。 　妻に対する愛情がなくなったわけではないのですが、性的なスイッチが入らず、自室に逃げ込んでしまいます。夜の生活だけでなく、夫婦関係すべてがなんとなくうまく行かなくなってきつつあるのを感じていますが、どうすればいいかわかりません」