恋愛・結婚

結婚式当日に消えた新郎。招待客が訪れるなか、残された新婦は…

 “一生に一度”の一大イベント、結婚式。参列者に見守られ、新郎新婦は新たな人生を共に歩み出す。でも、中には先行き不安なカップルも……。
結婚式

※画像はイメージです(以下同)

 「まるでドラマ」と言いたくなるような、予想外のハプニングの連続。今回はその一部始終を目撃してきたウェディングプランナー2人が、衝撃的な結婚式を振り返ってくれた。

「駐車場に車置いてくるね」。それが新郎の最後の言葉に

 約10年前、大宮道子さん(30代・仮名)は、ウェディングプランナーとして働いていた。ウェディングプランナーの仕事は基本的に結婚式の会場選びやゲストへの招待状、式の進行、料理や花などのコーディネートなど結婚式のプランニング全般を一手に引き受ける。  何度も打ち合わせを重ね、二人が夫婦になっていくのを見届けると思わず涙してしまう式もあった。でも、そんな幸せな式ばかりではなかったようで……。 「新郎が車を止めに行ったきり、戻ってこなかったみたいなんです」  結婚式当日の朝、そのカップルは車でやってきた。エントランスで新婦がおり、荷物を運び出した。その後、新郎は「駐車場に車を置いてくる」と言ったきり連絡がつかなくなった。 「別の方の担当だったので詳しくは分からないのですが、新婦さんは相当慌てたみたいです。もはや、何が起きているんだろうという感じで。会場のスタッフ的にも『どうしよう、連絡つかない』と。でも、続々と結婚式にはゲストさんがどんどんいらっしゃっていて。ただ、おかしなことに、新郎側のご友人たちは誰もきていなかったんです」

新郎の家族や招待客まで来ない

新婦 式の開始時刻になっても、新郎側の家族や招待客は来なかったそう。  新婦の顔は青ざめていった。もはや式を始めるか悩むほど混乱したが、せっかく来てくれたゲストたちに申し訳ないと、その場にいた人たちで料理は食べたという。 「お料理、美味しくなかったでしょうね……。自分が担当だったらと思うと、胃が痛いです。何度も打ち合わせをしていたでしょうし。もう、どうしてあげたらいいんだろうという感じですね」  どうして新郎はこんなことをしたのか、誰にも分からない。 「そのカップルがどう出会ったのか分かりませんが、10年前の当時でもメル友から始まって……というのが数件ありました。今はマッチングアプリで出会って結婚することも珍しくない時代になりました。なるべく早く相手のご家族やご親族と会うなどして、相手の素性を掴むことが大切だという教訓になりました」
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