仕事

スポット派遣化する北新地のホステスたち「当日の呼び出しで1時間勤務…」

その後、派遣キャバクラに登録するも…

 その後、女性は自分で見つけた派遣キャバクラ会社に登録したというが、良い店に派遣されることはほとんどないという。 「大衆キャバクラへの派遣で当日に呼び出されて1時間勤務とか、時給は良いのに色々雑費やら待機カットをされて手元にほとんど残らない店もあります。また、フェイスシールドを付けているのにお客さんと密着しているキャバ嬢がいることも。ラウンジで働いているときはそこまでなかったのですが、キャバクラは団体客が多いので感染への不安もあります。  また、お店によっては派遣自体を嫌がられることもあります。特に新地では4月にクラスターが発生した店もあったので、私も席に付くときは前は新地で働いていたとは言わないようにしていますね……」

年を越せるか不安

 昨年末は、同じラウンジに勤務していた同僚ホステスと海外旅行に行っていたという女性。今年の年末年始はどのように過ごすつもりなのだろうか。 「とりあえず仕事を探さないことには家賃も払えないので、今は家の近くで募集しているスナックを探しています。本当は『Go Toトラベル』で沖縄に行きたいけど、今年は旅行どころか実家にすら帰れそうにもありません。今、狙っているのは年末年始でも営業している店なのですが、今年はボーナスカットをする企業も多いので期待はできないのかも。親は心配してくれて『正月は帰ってきたら?』と言うけれど、その前に年を越えられるのかなと、不安になりますね」
女性が以前働いていた北新地。客足は今も戻らないまま

女性が以前働いていた北新地。客足は今も戻らないまま

 場所によっては、夜の街に人が戻りつつあるというが、そこで働く者にとっては今も厳しい状況が続いているのだ。<取材・文/カワノアユミ>東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。ツイッターアカウントは @ayumikawano
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