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年末年始、家族で北海道にプチ移住…水道管が破裂、正月早々お風呂難民に

 冬場でも降雪や気温が氷点下にならない地域では滅多に起きないが、寒冷地ではよく聞くのが水道管の破裂。こうした地域で築年数が経っている家の場合、留守にする際は必ず水道の元栓を締めるという。

水道管破裂で年末年始、家の風呂に入れず

北海道

写真はイメージです(以下同じ)

 会社員の樋口達彦さん(仮名・40歳)は、北海道にある亡くなった祖父母の自宅を家族で管理。今でも毎年のように両親や兄夫婦と交代で定期的に掃除に訪れている。 「そう言うと聞こえはいいですけど、本当は別荘代わりにしているだけなんです(笑)。田舎の一軒家だから多少騒いでも近所迷惑にはならないし、建物自体は古くても祖母が亡くなるちょっと前にリフォームしているので家の中は比較的キレイですしね」  いつも夏場など雪のない季節に来ていたが、小学校に上がったばかりの息子にある日、「雪が見たい!」と言われたとか。そこで2年前、年末年始の休みを利用して北海道で過ごすことにしたそうだ。 「新千歳空港から車で3時間ほどの場所ですが、近くに有名な観光地などはないただの田舎です。それでも見渡す限りの銀世界で、一緒に雪だるまやかまくらを作って息子もすごく喜んでいました。私は長期の出張で家を空けることも多く、久々に親子水入らずの時間をゆっくりと過ごすことができました」  だが、北海道の家に着いた日の夜、お風呂に入ろうとお湯を入れていたところ、水道管が破裂。気づいたときには洗面室やその隣の廊下が水浸しの状態になっていた。 「トイレや夕食の準備で台所を使っていたときは大丈夫でしたし、完全に油断していました。当然、このまま放置しておくわけにもいかず、スマホで地元の業者を調べて電話したのですが、年末年始で休みに入っているのか留守電やつながらないところばかりでした」

湯冷めしてカゼを引く

 都市部では乱立するほど業者の数は多いが、過疎地ではごくわずか。1社だけ連絡が取れたが「年内の業務は終了しており、新年は4日から」と言われてしまう。 「それは滞在中、お風呂が使えないことを意味していました。しかも、4日に帰る予定でしたが、修理に立ち会わなければならず、それだと予約していた飛行機に間に合いません。仕方なく妻と息子だけ先に帰ってもらい、私だけ1日帰るのを延ばすことになりました」  破裂していたのは浴室用の水道管だけでお風呂以外は問題なくお水が使えたが、問題なのは家での入浴ができなくなったこと。汗をほとんどかかない冬場なので自分だけなら我慢できるが、息子や女性である妻にそれを強いるのはさすがに抵抗があったとか。 「町内や隣町にある日帰り入浴施設は、いずれも年末年始で休み。1~2日なら入らなくても構わないと思いますが、『お風呂に入りたい!』と子供に言われ、年明けの2日に少し離れた場所にある温泉に行ったんです」 風邪 だが、そこは車で1時間以上はかかる距離。温泉には大満足だったが、せっかく温まっても家に着くことにはすっかり身体が冷えてしまったとか。 「妻も子供も体調は大丈夫だったみたいですが、私だけ湯冷めしたらしくて翌日からしばらくカゼ気味でした(苦笑)。毎日当たり前のように家で入っていたお風呂ですけど、それって実はすごく恵まれたことなんだなって。私自身、冬の北海道に来たことはほとんどなく貴重な経験になったとはいえ、冬に来るならやっぱりホテルがいいと思いました。家と違って水道管が破裂する心配をしなくてもいいですからね」
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