また、ヨドバシカメラさんが元旦にPlayStation5の店頭販売を行ったのも印象的でした。 　品薄が続き、転売が問題視される中で、「予約なしで売るのは相当勇気があるな」というのが率直な感想です。 　店舗側は大盤振る舞いのつもりだったとしても、超人気商品なのでどのような事態に発展するか想像が難しい部分もあり、下手をするとバッシングを受ける可能性が高いですからね。 　昨今、特に店頭での「密」は徹底的に避ける必要があり、平常時以上に神経をすり減らしたのではないかと思います。 　一方で、売り上げが大幅にダウンしたのがカメラです。この時期はセールで購入しやすいモデルがあるにもかかわらず、前年比で40～50％もダウンしています。カメラほどではないですが、理容・美容関連の家電も前年比20～30％ダウンと厳しい状況です。 　旅行も学校行事も行うことができない情勢の中、カメラの苦戦は十分に予見できましたが、理容・美容関連の家電までもマスクを手放せない生活下で需要がここまで下がっていることは大きな衝撃でした。 　2021年は不安な幕開けとなりましたが、家電を通じて日々の生活のクオリティを上げるお手伝いを今年もしていければと考えています。関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす