更新日:2021年02月14日 12:46
恋愛・結婚

バレンタインの悲劇「勝手に勘違いした自分がバカみたい」

 バレンタインデーだ。今年はコロナ禍で例年ほど街に浮かれたモードはないが、本来なら恋人や片思いの相手に好意を伝える絶好のチャンスだ。とはいえ、バレンタインに告白すれば必ずうまくいく保証なんてなく、失敗した経験のある人も多い。

バレンタインの大失敗「勝手に勘違いして…」

バレンタイン

※写真はイメージです(以下同)

「去年のバレンタインは本当に大失敗でした」  こう話すのは、相澤裕美さん(26歳・仮名)。1年前のバレンタインにいったい何が? 「会社の同期にすごいアプローチされていたんです。会社の飲み会でも私の隣にいることが多かったり、2人でご飯に誘ってきたり。周りの女子社員にも『絶対に相澤さんのこと気に入ってるよね~』なんて言われていました」  同期の男性に対して「タイプではないけど、ダメでもなかった」と相澤さん。頻繁にアプローチを受けるうちに、彼のことが気になるようになっていたんだとか。 「LINEもくるし、休日にご飯や飲みにも誘われていました。私が彼に惹かれていったというよりは、だんだん“何でこの人は告白してこないんだろう?”って思いはじめたんです。じれったいなぁと」  彼の煮えきれない態度にモヤモヤ。そんなときにちょうどバレンタインのシーズンに差し掛かった。

煮え切らない彼に告白のキッカケを作ってあげたのに

「しょうがない、私がキッカケを作ってやるかぁ~みたいな感じで、会社の皆に配る義理チョコとは別に、ピエール・エルメ(※世界的に有名なスイーツブランド)のチョコを彼にだけ渡したんです。彼は甘いもの好きだったので、1時間近く並んでゲットしました」  これでスムーズに付き合えるだろうと考えていた相澤さんだったが、チョコを渡した瞬間の彼の表情はイマイチだったという。 「バレンタインの夜にこちらから飲みに誘ったんですが、予定があったみたいで。翌日に飲むことになって、そこで渡したんです。そしたら『え、これ俺に?』みたいな反応で。まぁビックリしたのかな~ぐらいにしか思いませんでしたが、いま思えば喜んでいるというよりは、困惑してたんでしょうね」  その日は会話も弾まなかった。「ありがとうね」とお礼を言われ、終電前に解散した2人。しかし毎日届いていたLINEはプツリと途絶えた。そして一週間が経った頃、彼からご飯に誘われたという。 「いつもなら速攻ビールを飲む彼が『今日は烏龍茶で』なんて言うから、どうしたんだろうって思っていたら「これ、お返し」って、私にピエール・エルメのチョコをくれたんです。私があげたやつよりもっと豪華なセットで」  早めのホワイトデーのお返しに喜ぶ相澤さん。だが、その次に彼から出た言葉は「ゴメン」だった。
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「ゴメン」の真意とは?
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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