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中年が抱く生きづらさの正体とは?職場、家庭に「居場所がない」と感じるワケ

新卒時はバブル崩壊、就職氷河期、そして今はコロナ禍でリストラ、失業危機とシビアな社会人人生を歩む40代、50代の会社員。何かと板挟みになることも多く、疲弊している人も多いだろう。しかし、ここで思考停止してしまっては、あっという間に時代から置き去りにされてしまう。人生はまだ中盤戦、今から「イケてる中年」にアップデートする方法を探る!

中年が抱く生きづらさの正体とは

イケてる中年

※画像はイメージです

「イケてる中年」への道を探る第一歩として、「中年が何に孤独や生きづらさを覚えているのか?」という具体的な実態を把握するところから始めたい。  週刊SPA!は、「自分の居場所がない」と感じる40代、50代男性会社員500人にアンケートを実施した。まず、Q1「おじさんと言われて傷つきますか?」では55%が「はい」と回答。おじさん扱いされることに傷ついていることが判明した。その理由を、ビジネスコンサルタントの大塚寿氏はこう分析する。
イケてる中年

半数以上が、自分を“おじさん”だと認めていない。「自分で言うのはアリだが、人に言われると腹立つ」というのは“中年あるある”だ。

「『心が若い』と言えば聞こえはいいものの、言い換えれば『成熟していない』ということです。これは企業にも責任があり、日本企業では今の40代、50代にマネジメントの専門的な研修をほとんど受けさせておらず、気持ちがプレイヤーのままの人が非常に多い。  それゆえ、俯瞰で見れば『まあ、実際おじさんだしな(笑)』と解釈し、大人な対応をすべきひと言に、『馬鹿にするな!』と憤ってしまうのです」

職場の生きづらさの原因は、自分自身にある

 さらにQ2「職場で辛いことは何ですか?」という質問には、4割近くが「仕事が楽しくない」と回答した。その背景について、ライフシフト・ジャパン取締役の豊田義博氏はこう読み解く。 「年功的な昇進、昇給を信じ、チャレンジしない保守的な仕事の仕方をしてきた結果とも言えます。当事者にとっては『裏切られた』という思いが強いかもしれませんが、アンケートで3割が『尊敬できる上司がいない』と答えているように、そうした仕事の仕方がつまらないと内心気づいていたはずです。  にもかかわらず、若い頃から不満を押し殺す“心のブレーキ”ばかりを積み上げてしまい、いざ40代、50代になって変化を求められたときに“心のアクセル”を踏めない人が非常に多い。それでは自分が尊敬できないと思っている上司と何ら変わらず、後輩から慕われるはずもありません」
イケてる中年

多くの40代、50代が達成感や居場所のなさを感じている。「これからは、若い人が仕事をやりづらいからと、さらに中年の活躍の場は限られていきます」(大塚氏)

 また、「仕事のできない後輩が多すぎる」「後輩から尊敬されない」「かわいがっている部下や後輩がいない」といった若者とのジェネレーションギャップについて、大塚氏はこう指摘する。 「マネジメントのスキルセットはプレイヤーとは別なので、専門的な研修を受けていない40代、50代は、基本的に“教えるのがうまくない”と思っていたほうがいい。『俺らは見て覚えてきた!』と言うかもしれませんが、その結果『給料が安い』『仕事が楽しくない』が4割では、説得力はゼロ。  だからこそ、丁寧に説明したうえで、仕事に向き合う背中で語る、具体的なやり方を見せるなど、教えるほうにも工夫と試行錯誤が必要となります」
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妻とのセックスレスで、一生温もりとは無縁に
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