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馬券の達人は何を買う? 天皇賞の注目馬&穴馬

横綱クラス不在で波乱含みの一戦に

TARO氏

TARO氏

 続いて予想を聞いたのは、SPA!本誌でもお馴染みの競馬予想家のTARO氏だ。  連覇を成し遂げたフィエールマンやキタサンブラックなど、例年出走してくる横綱クラスが、今年は不在。能力差は小さく、波乱含みの一戦といえそうです。カギは前哨戦のメンバーレベル。人気馬の多くが阪神大賞典or日経賞を経由しての出走となりますが、今年の阪神大賞典は低調なメンバー構成。昨秋のG1で2ケタ着順続き、有馬記念でも11着とやや衰えが見えていたユーキャンスマイルですら2番人気に支持されるほどで、レースも道悪の影響があったとはいえ断然人気のアリストテレスが見せ場なく敗れる波乱の一戦でした。一方、日経賞は有馬記念5着同着のカレンブーケドール&ワールドプレミア他、阪神大賞典よりも粒揃いの一戦でした。今回ルメール騎手が騎乗するアリストテレスが人気を集めそうですが、狙いは日経賞組では?

若きG1ジョッキー横山武史に注目!

イチオシ馬 ウインマリリン  その日経賞を制し参戦するのが4歳牝馬のウインマリリン。牝馬の天皇賞(春)制覇はなんと68年前までさかのぼる必要がありますが、今年の春G1でも無敗のレイパパレが大阪杯で牡馬勢を一蹴するなど牝馬が活躍中。もはや時代は牝馬といっても良いくらいで、ウインマリリンはメンバーが揃った日経賞でも好立ち回りを見せ勝利しています。父スクリーンヒーローの産駒はモーリスやゴールドアクターなど古馬になって急成長を見せる馬が多く、本馬もココに来て充実一途。最後のひと押しは皐月賞を制し若きG1ジョッキーとなった横山武史騎手。父・横山典弘騎手譲りの立ち回りの上手さで、再度アッと言わせてくれそうです。 穴馬 オセアグレイト  穴なら父・横山典弘騎手が騎乗するオセアグレイト。日経賞では前に壁を作れず流れに乗れませんでしたが、それでも6着ならまずまず。強敵揃いだった昨年の有馬記念でも外枠で壁を作れない中で9着とまずまず戦えており、昨年のステイヤーズS勝利で豊富なスタミナは証明済み。今年は阪神開催で例年以上にスタミナを問われる可能性が高いので、立ち回り次第で怖い一頭になりそうです。 <構成/谷川一球>
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