仕事

リモートで差がつく組織の5つのポイント

エンゲージメントのレベルに差をつけるある習慣

 4つ目の差は、挨拶だ。他の参加者やトレーナーに、「こんにちは」「はじめまして」「よろしくお願いします」といった声かけが、アクセスした人から、あるいは既にアクセスしている人から、誰彼ともなくかけられる組織と、こうした挨拶がなく、開始時間を迎える組織がある。後者では、参加者同士のエンゲージメントが高まらない。  中には、既にアクセスしている参加者やトレーナーの私から声をかけると、新たにアクセスしてきた人が挨拶を返してくれる人の多い組織もあれば、中には、声をかけても無言だったり、そもそも、カメラオフ、マイクオフなので、反応が伺えない人が多い組織もある。

沈黙が長い組織と間をおかず誰かが発言する組織

 5つ目の差は、問答だ。私はあえて、発言者を指名したり、指図したりしないで、話したい人から発言する進行方法をとっている。それも、リアルな挙手や、リモート会議の機能上の手上げもしないで、「発言していいですか」という断りも不要だ。  話したくなったときに声を上げて話し始めてくれればよいというファシリテーションをしている。そうすることで、参加者の能動性、迅速性が向上し、動作や話法を繰り出す瞬発力が高まり、演習効果が上がるからだ。  繰り返されるほとんどの問答の場面で、間をおかず参加者の誰かが発言する組織と、発言者がなく沈黙の時間が長い組織とにわかれる。前者は能動性が向上し、後者は能動性が低下する組織だ。  これらの差のひとつひとつは、小さな差だが、これが連日繰り返されていくと、大きな差になる。企業組織のコミュニケーションとエンゲージメントのレベルに大きな差がついてしまうのだ。 <文/山口博>
(やまぐち・ひろし) モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社新書)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社+α新書)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある
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