日本ダービーの傾向と対策。達人が教える予想のポイントと注目馬は?
続いて予想を伺ったのは、SPA!本誌でもお馴染みの競馬予想家TARO氏だ。TARO氏は枠がポイントだと語る。
日本ダービーのポイントは枠順で、とにかく内枠が有利なレース。そんなのわかってるよ……と言われてしまいそうですが、外枠有利が顕著な新潟直線コースと同じで、ダービーはわかっていても内枠のほうがいい。特に穴馬に関しては内枠有利が顕著で、過去10年で2ケタ人気で馬券に絡んだ5頭はすべて7番より内枠。一見すると力が足りなそうな馬でも、ロスなく立ち回ることで上位進出が可能というわけです。ココは変に捻るよりも、過去の傾向通りに狙っていきたいです。
本命馬 エフフォーリア
もうベタでスミマセン……という感じなのですが、今年は1枠1番を引いたエフフォーリアから。どちらかといえば皐月賞=危険、ダービー=狙い、というのが当初の見解でしたがその皐月賞を完勝。東京替わり、距離延長ともにプラスでしょうし、若きクラシックジョッキーとなった横山武史騎手も、ロスなく立ち回るのが上手なジョッキーなので、条件も合うでしょう。唯一不安があるとすれば負けたことがないという点。無敗馬というのはそれなりにプレッシャーも掛かりますし、これまで課題が見えていないことが課題でもありますが、最内枠を引けたことで位置を取るのに苦労もしないでしょうし、人気ではありますが有力だと思います。
穴馬 レッドジェネシス
穴なら横山武史騎手の父・横山典弘騎手が騎乗するレッドジェネシス。ダービーはロジユニヴァース&ワンアンドオンリーで2勝していますが、ロジユニヴァースが1枠1番、ワンアンドオンリーが1枠2番と内枠を生かしての抜け出しでした。今回レッドジェネシスは初騎乗となりますが2枠4番という絶好枠。2走前から距離を延ばして結果を出し始めており、追われて長く脚を使えるタイプなので東京芝2400mの舞台も合いそうです。目下の勢い&内枠を生かして、今回の相手でも侮れない存在になりそうです。イメージ的には息子・横山武史騎手のエフフォーリアを見る形で、ロスなく立ち回ってくれれば…。もしかすると今年のダービーは、父と子の叩き合いが見られるかもしれません。 <構成/日刊SPA!編集部>
とにかく内枠! ダービーは内枠を狙え!
本命馬はやはりあの馬!? 絶好枠のレッドジェネシスが穴を開けるか
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