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内部被曝に負けない食品40種ランキング

 原発事故で、大量の放射性物質がばらまかれた。気をつけても、知らず知らずのうちに体内に取り込んでしまう。そんな“1億総被曝時代”を生きるには、どんな食生活を送ればよいのだろうか?

◆体内に取り込んだ放射性物質に負けない「食事の基本」とは!?

富永国比古氏

富永国比古氏

「放射性物質に負けない食事の基本は、“穀菜果食”で(1)抗酸化力、免疫力を高めて身を守る、(2)体内に取り込んでしまった放射性物質を解毒して体外へすみやかに排出する、の2つです」と語るのは、医療従事者の流出が止まらない福島県郡山市に踏みとどまって診療を続けている富永国比古医師。

「栄養価の高い玄米などの穀類を主食とし、野菜や果物をたくさん食べる。これが“穀菜果食”です。食材はできるだけ信頼できる流通ルートから手に入れてください。そして、糖分の摂取を減らしてインシュリンの分泌を抑え、塩分の摂取も控えるよう心がけてください。カロリー制限も重要です。まずは、自ら持っている免疫力を弱めないことです」

 放射線による健康被害で最も怖いのが、がんの発症リスクを高めることだ。放射線は細胞内の水分と反応して活性酸素を発生させる。この活性酸素が遺伝子(DNA)と反応して遺伝子異変を引き起こし、正常な細胞をがん化する。

「まずはビタミン類を積極的に摂ることです。ニンジンやカボチャなどに多く含まれるビタミンA(ベータカロテン)や、多くの野菜に含まれるビタミンCには、放射性物質にさらされた生体を防御する作用があります。また、ゴマやピーナッツ、緑黄色野菜や大豆製品などに含まれるビタミンEには、放射線障害を軽減する力があることがわかっています。さらに、味噌などの発酵食品が被曝対策に効果があったとの体験談や研究報告もあります」

「デザイナーフーズ・プログラム」を元にしたピラミッド

「デザイナーフーズ・プログラム」を元にしたピラミッド(クリックで拡大)

 そして、近年注目されているのが“第六の栄養素”と呼ばれる「ファイトケミカル」だ。細胞のがん化を誘発する活性酸素の攻撃から守る「抗酸化作用」、免疫細胞の活性化、がんの発生や増殖を防止する効果などがあるという。

「赤ワインに含まれるポリフェノール、お茶のカテキンなどのポリフェノール類、トマトやスイカに含まれるリコピンは強力な抗酸化作用を持ちます。キャベツやニンニク、ネギなどに含まれるイオウ化合物は、がん細胞を攻撃する免疫細胞を活性化してくれます」

がん予防のための国家プロジェクトとして、’90年にアメリカで始まった「デザイナーフーズ・プログラム」では、国立がん研究所(NCI)が膨大な疫学調査データをもとに、がん予防に効果のある食品約40種を厳選し、重要度に合わせてピラミッド型の図(http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=175966)を作成している。

「この図を見てもらうと、動物性の食材はいっさい入っていないことがわかります。植物性の食べ物が放射能対策にはいいんです」

⇒【後編】に続く http://nikkan-spa.jp/175947
放射性物質の吸収を控え、排泄を促す方法

【富永国比古氏】
福島県浅川町出身。郡山市の婦人科・心療内科「ロマリンダクリニック」院長。「放射性物質から身を守る食事法」を説き続けている。著書に『放射性物質から身を守る食事法』(河出書房新社)など

イラスト/馬場麻由
― 内部被爆に負けないカラダのつくり方【1】 ―

放射性物質から身を守る食事法

福島県浅川町出身富永国比古氏からのアドバイス!

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