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「GUの革靴」3990円本革モデルと2990円合皮モデルのコスパを徹底検証

「紐タイプ」は合皮でも比較的細身に

 合皮モデルはキツくすると入らなくなる、足が痛くなるクレームが出るため、フォルムを細くするのに限界があるわけです。そのため、トウ部分も丸みがあり、履き口部分の幅もやや広め。どこかボテッとした印象でスタイリッシュさに欠けます。  ここは圧倒的に本革のほうが上ですね。 ・GU リアルレザーダービーシューズ 3990円
リアルレザーダービーシューズ

リアルレザーダービーシューズ

GU アクティブスマートダービーシューズ 2990円
アクティブスマートダービーシューズ

アクティブスマートダービーシューズ

 ただし、こちらの紐タイプは合皮でもかなり細身。  なぜなら紐で調節ができるため(キツければゆるめればいい)、ある程度、合皮でも細く仕上げることができるのですね。  なので、ローファーの場合は本革に優位性があるし、紐タイプのダービーシューズには合皮に優位性があると思います(もちろん好みはありますが)。

「育てる楽しさ」「本革だから水に弱い」はウソ?

「本革だから育てる楽しさがあるよね! ツヤも出るし!」  そう思う人もいるでしょう、私もそう思っていた時期がありました(笑)。しかし、GUの本革は正直、履き込んでもさほど風合いに変化は感じられませんでした。  レザーの素材的にあまり変化を感じにくく……多少のツヤ感は出てきますが、それほどの価値はありません。  ただし、ツヤ出しのクリームなどで徹底的にケアをしていけば、ある程度は変化が見込めるでしょう。普通に使っている分にはさほどメリットは感じられませんでした。  また、「本革だから水に弱いんでしょ!」と思うでしょうが、これは確かにそうなんですが……実はGUの本革に関してはそこまででもありませんでした。  実際、水を垂らすなどして放置もしましたがシミにはなりませんでした。もちろんカビが生えるなどもあるでしょうから、その意味で合皮よりも脆いのは間違いないのですが……ただ「雨の日に履けない」などは特にありません。それなりに水を弾いてくれるしそれなりに丈夫です。
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結局、オススメはどのモデル?
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