パチスロ狂の彼氏、あいそがつきた記念日の出来事とは?
数ある趣味の中でも、おそらく多くの女性が恋人や夫にやめてほしいと内心思っているパチンコ・パチスロ。
「ウチの両親は遊びに行ってもせいぜい週1回でしたが、彼氏の場合は基本的にほぼ毎日。普通の会社員だったんですが仕事終わりにはパチンコホールに直行し、土日は朝から晩までパチスロ三昧です。
食事やカラオケなどはよく行ってましたがいつも深夜。交際していた1年半の間にデートらしいデートをしたのは数える程度しかなく、旅行には結局一度も行きませんでした」
優先順位は彼女よりもパチスロのほうが上。ただし、恋人同士になるまではそこまでパチスロにのめり込んでいるとは思っていなかったといいます。
「『気分転換でたまに打つ程度』って言っていたんですけど、本当は『気分転換でたまにパチスロ以外のことをする』の間違いでした(苦笑)。
付き合い始めたころは『打ちに行こう!』ってしつこく誘うんで何度かパチスロデートをしたこともあるんですけど、店内はうるさくて話もできないし、彼氏はパチスロに夢中じゃないですか。だから、休憩コーナーに置いてあるマンガを読みながら時間を潰すんですけど、私が居るのにお構いなして平気で半日以上打ってるんです。
正直、全然楽しくないし、私が頑(かたく)なに断るようになってからは誘わなくなりましたが、休日は私のことなんてお構いなしで1人でホールに通っていました」
これでトータルの収支がプラスになっていればまだいいですが、当然そんな甘いものではありません。
具体的にどれくらい負けていたのは知らないとのことですが、彼氏の機嫌は勝ち負けによって露骨に変化。明らかに落ち込んでいたり、不機嫌なときのほうが多かったそうです。
「勝ったときは聞いてもいないのに自分からベラベラとしゃべってきたり、食事に誘うLINEが入りますから。
ただ、ひどいどきは給料日までまだ半月近くあるのでお金を使いきってしまったらしく、『(お金を)貸してくれ!』と頼まれることも一度や二度じゃなかったです」
そのお金は給料日後にすぐ返してくれたそうですが、そんな調子なので将来のために貯金をしている様子もありませんでした。
愛嬌があって憎めない一面があった彼ですが、「それでも結婚相手としては考えられなかった」と言います。
「あのころの私は結婚願望もそれほどなく、彼氏彼女の関係ならこの人でも別にいいかなって思っていました。ただ、20代半ばになると周りで結婚・婚約ラッシュが始まり、それで焦りを感じるようになったんです。
少なくとも、あの彼氏だと結婚相手としては論外じゃないですか。そんなとき、別れを決意する“ある出来事”が起きたんです」
たまに大当たりすることがあっても、長いスパンで見たらほとんどの人がマイナスです。しかも、依存症におちいる人もいるほど。
医療事務の三沢綾音さん(仮名・32歳)が20代半ばに付き合っていた男性は、超がつくほどのパチスロ好き。彼女の両親や祖父もパチンコ好きだったこともあり、ギャンブルに対する嫌悪感はなかったそうですが、それでも彼氏は度を過ぎたハマりっぷりだったといいます。
ほぼ毎日ホールに通うパチスロ狂の彼氏
負けが込んで彼女にお金を借りることも
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