本体を閉じ、取っ手部分の金具を留めて2枚の鉄板がしっかりと合わさるようにする。そしてコンロで弱火で加熱。1、2分ほど経ったところで大惨事が起こった。鉄板の隙間からぶりゅぶりゅぶりゅと猛烈な勢いで生地が溢れ出してきてしまったのである。加熱すると生地が膨らむのはわかっていたが、まさかこれほどとは……。 　溢れ出した生地をきれいに片付けてから（これはあとでフライパンで加熱して美味しくいただいた）、本体の加熱を続行。途中でひっくり返して両面を3分ずつくらい焼き、本体を開くと美味しそうなきつね色に仕上がっていた。これに冷蔵庫に入っていたいちじくのジャムと練乳をかけて完成である。 　早速、食べてみた。甘くて、まあまあ美味しいといえる。が、全体的に柔らかすぎで食感にメリハリがなく、美味しいワッフルの特徴である外側はカリカリ、内側はふわふわとした食感にはほど遠い。このワッフルメーカーで本当に美味しいワッフルを作るにはそれなりに練習が必要のようだ。