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外務省発行の“青ナンバー”は交通違反に問われない? 知られざるナンバープレートの世界

選ぶ自由度が増したナンバープレート

ナンバープレート

国土交通省のHPでは現在交付されている図柄入りナンバープレートの一覧を見ることが出来る

 バイクや自動車、一般道を走行する際に必ず必要となるのがナンバープレートです。  最近では、期間限定の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様が交付されたり地方版図柄入りナンバープレートが交付されるなど自由度も大きくなっています。  ひとえにナンバープレートと呼称していますが、普通自動車以上は「自動車登録番号標」、軽自動車や自動二輪車は「車両番号標」、小型特殊自動車や原付自転車は「標識」と車両区分により名称が分けられています。

色、図柄で判別も可能に

 日本でのナンバープレートの登場はおよそ100年前。1907年に登場したのが始まりで、当時は自動車保有台数も少ないことから4桁の数字が表記されるだけの簡単なものでした。  現在のナンバープレートと同じ形の物が登場したのは1955年。これ以前には欧州型の横長のナンバープレートが使われたこともありましたが、今では北米型ナンバーと同じサイズとなっています。  地域名の横の分類番号も当初は一桁だったものの、現在では3桁となり、希望番号制度が普及したこともあり、番号が枯渇。いまでは数字+英語の表記も見受けられるようになってきています。ちなみに導入されている英語はA・C・F・H・K・L・M・P・X・Yと10文字。  バイクや自動車を所有していなくても、普通自動車は白、軽自動車は黄色と何となく覚えている人もいるでしょう。大型の普通車なら3ナンバー、小型普通車なら5ナンバー、改造車なら8ナンバーなど、ナンバープレートの分類番号で、どういった車両か分類されており、ここにナンバーの色で自家用や事業用など判別も出来るようになっています。  まあ前述したオリンピックナンバーや図柄入りナンバーの登場で、色による分別の意味合いが薄れている気もしますが…。
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意外と知らない特殊ナンバープレート
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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