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コロナ貧困者の声「安全な場所にいるお前らに、俺らの気持ちがわかるか!」――2021年ベスト10

貧困当事者から怒りのメール

吉川ばんび氏 数多くの貧困の当事者を取材するジャーナリストの吉川ばんび氏も、困窮者たちは心身共に追い込まれていると語る。 「私が今年、生活保護を勧めるウェブ記事を公開したところ、貧困当事者数人から『安全な場所にいるお前らに、俺らの気持ちがわかるか!』という趣旨の怒りのメールが届くようになりました。  一人の男性に詳しく聞けば、所持金が30円しかないと打ち明けてくれました。彼らはコロナによる貧困で徹底的に疲弊してしまい、国に対して強い不信感を持っています」  誰もが貧困に陥る時代に来ているのだ。

【行政書士 三木ひとみ氏】

行政書士法人「ひとみ綜合法務事務所」所属。リクルート勤務を経て’15年に行政書士に。これまで1万人以上の生活保護申請業務を行ってきた専門家だ

【ジャーナリスト 吉川ばんび氏】

貧困や機能不全家族の問題について自らの生い立ち、貧困体験をもとに執筆や問題提起を行う。著書に『年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声-
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マンガで読む実際にあった貧困の実態
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