更新日:2021年12月26日 10:32
恋愛・結婚

LINE監視に暴言の嵐…モラハラ男に洗脳された女性の壮絶な告白

「浮気されたから死ぬ」食事に行っただけで狂言自殺

うさたそ

画像は、photo ACより

「女友達を交えて、男女4人で遊びに行った日のことです。遊びに行くことは伝えていましたが、帰宅すると彼がいなくて。電話すると『浮気されたから死にます』って言われて、一方的に通話を切られました。ビビッて警察に相談しましたが、動いてくれるわけもなく……」  祐介と連絡が取れないまま、眠れない夜を過ごした。しかし、その日の午前3時に彼は何食わぬ顔で帰宅したという。この件を皮切りに、祐介の本性はあらわになっていく。 「私に大学の男友達が多いことを知ると、優しさのカケラも無くなりました。大学の講義が終わって30分以内に帰らないと、鬼電がかかってくるようになったんです。飲み会も全部断るように言われ……仕事中も、彼に頼まれて郵便を出しに行ったのに、5分経って帰って来なかったら鬼電でした」  帰宅する時間も把握されており、逐一電話しなければ許してもらえない。ごまかしたり隠したりしようにも、彼女の行動は全部筒抜けだった。LINEを監視されていたからだ。

LINEのパスワードをハッキングされかける

うさたそ

画像は、photo ACより

「スマホのパスコードすら教えていなかったのに、知らないうちにLINEを読まれていたんです。会社での業務連絡のために、社内のパソコンにもLINEを入れていて……スマホと同じアカウントでログインしていたので、私がいない時に勝手に見られていました」  怖くなった彼女はLINEにパスワードをかけるも、なんと祐介は知人にハッキングを依頼していた。その依頼メールを偶然見てしまい、恐怖に震えたうさたそさん。別れの一言が頭によぎったものの、その頃には既に洗脳と依存が進んでしまっていた。 「当時はもう完全に洗脳されていましたね。常日頃から言葉や態度で責められ続けていましたから。『あなたみたいなワガママな女は俺以外に扱えない』って言われたり、『お前は俺以外と付き合ったらダメになる』って言われたり。自分は学生時代の思い出話をよくするのに、私が学生生活を楽しもうとしたら『学生時代の思い出なんか意味無い、そんなことより仕事を手伝え』とか……とにかく、他の男と接さないように色んなことを言われました」  その他にも、「人の気持ちが分からない行動ばかりする」「常識が無い、責任感が無い」「男にモテようとしすぎ」など、暴言を吐かれ続ける日々。彼女の中にあったプライドは完全に無くなり、死にたいとすら思うになっていった。
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クリスマスの修羅場
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福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0

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