更新日:2021年12月26日 10:32
恋愛・結婚

LINE監視に暴言の嵐…モラハラ男に洗脳された女性の壮絶な告白

「もう一度やり直したい」身勝手な発言

うさたそ

画像は、photo ACより

 別れ話もろくにせぬまま実家に戻り、バイトも辞めることに。 祐介からは「反省している」「会いたい」と連絡が来ていたが、無視を続けた。 「今までも反省していると言うだけで何も変わらなかったので、信用できませんでした。そうこうしているうちに、彼から『最後にもう一度だけデートしたい』と連絡がきて……ちゃんとした別れ話をしていなかったのもあり、会うことにしました」  正式な別れ話をするために挑んだ最後のデート。祐介はしおらしく頭を垂れて、「やっぱり好きだ。戻ってきてほしい」と懇願してきたという。それに対するうさたそさんの返事は、やはりNOだった。 「どんなに何を言われても、もう相手を尊重することができなかったので……きちんとお別れを告げて、祐介とは終わりました」

幸せになるために考え方を変える

うさたそさん

コロナ禍でゴールインしたうさたそさん

 祐介との交際が終わった後も、良い思い出になるような恋愛はできなかった。病んだ思考から抜け出すため、無理矢理にでも自分を変えようとしたという。 「祐介の後にも、色んな経験があって……考えをコロッと変えようと決めたんです。‟私なんかを好きになってくれる妥当な人”を探すのではなく、『自分が一緒にいたいと思う人に追いつける自分になろう』と思って。今のままの性格でいても幸せになれるわけが無いって、自分でも分かっていたんだと思います」  その後、今の夫と出会い、数年の交際の末コロナ禍でゴールインした。夫との出会いも彼女を前向きな性格に変えてくれたという。 「旦那さんはどこからどう見ても良い人なので、『こんなに良い人を見抜く力が私にはあるんだから、あとは性格と考えが追いつくだけ!』って心を切り替えられたんですよ。彼は毎日‟好き”と‟可愛い”を言葉と行動に表してくれるので、自己肯定感もかなり上がりました。私が喜ぶことを常に探して行動してくれて……4年以上一緒にいますが、辛かったことは一度もありません。本当に私の生き方を変えてくれたと思っているので、感謝しかないですね」
次のページ
乗り越えたからこそ伝えられること
1
2
3
4
5
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0

記事一覧へ
おすすめ記事